好評開催中の「奈良美智:君や 僕に ちょっと似ている」展の関連企画「あおもり犬帽子プロジェクト」がついに完成しました!
このプロジェクトは、青森県立美術館のシンボル的作品、奈良美智さんの「あおもり犬」に秋の帽子をかぶせようというもの。
帽子は、青森・十和田・弘前で300人を超えるボランティアの方々とともに制作されました。
高さ8.5mのあおもり犬に被せるとあって、帽子も大きい!
皆様に持ち寄っていただいた古着のセーターやマフラー300点以上をパッチワークのようにつなぎ合わせてできた帽子は、なんと高さ3.85m、円周10mにも及ぶのです!!
完成披露セレモニーは、あおもり犬の作者・奈良美智さん、帽子のデザインをされた・細田孝子さん、十和田市現代美術館の皆様、制作ボランティアの方々を迎えて盛大に行われました。
セレモニーでの奈良さんの言葉です。
「セレモニー会場に入る時、帽子とみんなが待っているのを見て、こんなに多くの人が関わって出来たんだと思って感動した。みんなが作ってくれたんだなと。
あおもり犬は近くにある遺跡のように、土の中から発見されて、まだ半分埋まっているイメージで作っている。今から100年くらい経ったら、もうみんな、この世の中には居なくて、みんなの子孫が同じようにここに居て「昔の人が作ったんだよ。帽子を被せたんだよ」と話をするのかと思ったらグッときた。このプロジェクトに協力してくれてありがとうございます。」
と、とにかく感動いただけたようです!
関わっていただいた一人一人の想いと、楽しみに待っていただいていた方々の想いが伝わったんですね。
そんな、あおもり犬の秋の帽子がご覧いただけるのは11月11日(日)まで。
今しか見られないあおもり犬の帽子、ゼヒご覧ください。
※ただし、天候によっては、11日よりも前に撤去する場合がありますのでご了承ください。
また、美術館地下1階展示室Hでは、あおもり犬帽子プロジェクトの過程も紹介しています。
こちらも併せてご覧くださいね。