2021-23年の美術館アートプロジェクト事業「
美術館堆肥化計画」成果を総合的に紹介する展覧会「
美術館堆肥化宣言」。
地域に美術館があることの意味や可能性を拡張する本展の一環として、関東大震災百周年を機に2023年に立ち上げられ、2123年まで各地で様々に開催される「鎮魂と予祝のマツリ(祭り/祀り)」を、3月30日-31日の二日間、展示室内で開催します。ぷかぷか浮かぶ島々と私たち、そして私たちの出したモノ。忘却の野に糞を埋め、春を肥そう。りんりんと、着実に、美術館から製糞館へ。私たちによる、これからの私たちのためのフ(ァ)ン(糞)ファーレをここに。
3月30日(土) [昼の部]14:00-16:00頃 [夜の部]17:00-17:45頃
[昼の部] 座談会+演奏「ぷかぷか -忘却の野に春を想う2024」
(会場)屋外展示室前室
(出演)姜信子、山内明美、森元斎、zodiac
[夜の部] LIVE「りんりん」
(会場)展示室K
(出演)長崎製糞社
●参加無料(要コレクション展チケット)、申込不要
●昼の部は13:30, 夜の部は16:30までに1階総合案内横「エントランスギャラリー」集合
3月31日(日) 9:30~16:45頃
[公開制作] A3BC:反戦・反核・版画コレクティブ
(会場)展示室H
●参加無料(要コレクション展チケット)、申込不要
●展示室H内で行われるA3BCの制作を自由に見たり、版画を彫るのに参加したりできます。版画プリント体験も予定。サイズA4大。プリントしたいTシャツ、トレーナー、トートバッグなどお持ち込み歓迎!
姜信子=游文の徒。横浜生まれ。路傍の歌に耳を傾け読み書き歌う「口先案内人」。主な著書に『声』(ぷねうま舎, 2015)、『忘却の野に春を想う』(山内明美との共著/白水社, 2022)、『語りと祈り』(みすず書房, 2023)など。主な編著に『被災物』(かたばみ書房, 2024)など。
山内明美=歴史社会学者。宮城県生まれ。日本近代における文化/政治の絡(もつ)れを東北地方をフィールドに研究。主な著書に『子ども東北学』(イーストプレス, 2011)、『忘却の野に春を想う』(姜信子との共著/白水社, 2022)、『痛みの〈東北〉論』(青土社, 2024)など。
バリ島の田んぼ調査にて
zodiac=YAM(per)とTAC(g/vo)による音楽ユニット。他にギャラリー&カフェ・ソールブランチ新丁(八戸)の運営、トルホヴォッコ楽団、音楽プロデュースなど多岐にわたる。YAMは子どもたちのアートガイダンス、エクスペリメンタルバンド・魔太郎定食、反原発運動でも活動。
森元斎=哲学者/ダダイスト。東京生まれ。現代思想やアナキズム/ダダイズムを中心とした研究と実践。主な著書に『アナキズム入門』(筑摩書房, 2017)、『もう革命しかないもんね』(晶文社, 2021)、『死なないための暴力論』(インターナショナル新書, 2024)など。
撮影:繁延あづさ
A3BC:反戦・反核・版画コレクティブ=2014年結成。東南アジアのアートコレクティブとの交流を通じて版画を集団制作する楽しさや技術を学ぶ。反戦反核とともに近年では幅広い社会問題をテーマにした制作に取り組み、木版画をメディアにアート・アクティヴィズムを実践する版画集団。
長崎製糞社=この度の構成員は、重信(ブリーフ/Velocityut)、のぶ兄(dr/GNOWNOES)、シゲ(変態ストロボ)、小島(健康)、てつ(サンプラーetc)、潮田雄一(gt)、原(欠席)、seiji oosugi(b/quizkid)、teppei、森元斎(gt/微炭酸)