青森県立美術館舞台芸術企画 開館10周年記念プレ公演 青函交流事業 アレコ2016「Tchaikovsky/小島一郎」

2016年3月18日(金) ━ 3月19日(土)

演劇 終了
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青森県立美術館舞台芸術企画 開館10周年記念プレ公演 青函交流事業 アレコ2016「Tchaikovsky/小島一郎」

2016年7月に迎える青森県立美術館の開館10周年を記念し、そのプレ公演として『アレコ2016「Tchaikovsky/小島一郎」』を、2016年3月18日(金)・19日(土)に開催します。

 

今回の公演は、マルク・シャガール作の舞台背景画が展示されているアレコホールを会場に、1942年に上演されたバレエ作品『アレコ』でも使用された楽曲であるチャイコフスキーの『ピアノ三重奏曲イ短調作品50「偉大な芸術家の思い出に」』の演奏、青森の風景を撮り続けた写真家・小島一郎の写真、県民が参加した青森県立美術館ドラマリーディングクラブによる『アレコ』の原作となるロシアの詩人プーシキン作の長編詩『ジプシー』のリーディングをはじめ、日本舞踊、タップダンスなども組み合わせ、これまで県立美術館が創作した舞台芸術の要素に新たな取り組みを盛り込んだ作品となります。

3月19日(土)公演は満席となったため、チケット前売販売・ご予約を終了させていただきます。なお、当日券については、事務局(017-783-5243)までお問い合わせください。3月18日(金)公演については、引き続きチケット販売中です。

公演によせて

「アレコ2016」
青森県立美術館舞台芸術総監督  長谷川孝治

 

人の声が響く、しかもじかに、さらには目の前で。
人の体が踊る、しかもじかに、さらには目の前で。
人が演奏する、しかもじかに、さらには目の前で。

 

そのことに驚いてみるのもたまにはいい。携帯電話・スマートフォン・SNS、20年前に比べると世の中は随分便利になった。そして、便利になった分だけ人の温度や声の起伏や音の美醜の境目がなくなった。スーパーフラットになって、お手軽になってしまったのだから。

 

「えー、そんなの意味わかんないよ」という言い方は、2016年現在「何の役に立つの?それ」というフレーズと同義になった。というより、そこでしか人々はモノを考えなくなってきつつある。

 

遊びというのはそれ自体に意味があって、基本的には何の役にも立たない。だから胸を張って人は遊ぶべきである。などと言おうものなら「もっとちゃんとしてください」と叱られるだろう。そう、ちゃんとするというのは「何かの役にたつ」か「お金が儲かる」ということなのだから。

 

音楽・美術・ダンス・朗読・光・映像を手間暇かけて創ります。そうです、そんなのネットを開けばあっという間にタダで手に入ります。でも、それを承知で生身の人間が創ります。何故ならば、ネットで手に入るものは大体が5割くらい薄まっているからです。

 

ちゃんとしていなくても、ちゃんとちゃんとした創り方をする舞台を是非ご覧下さい。

RONxⅡ(ロンロン) タップダンス

RONxⅡ(ロンロン) タップダンス

日本を代表するタップダンサーの一人として、正統派のタップは勿論、リズムタップダンサーとして、舞台や映画等ジャンルを横断しながら、国内外問わず第一線で活動中。北野武監督の映画『座頭市』(2003)・『TAKESHIS’』(2005)への出演をはじめ、近年ではアメリカのダンス大会などで振付にて受賞や、ゲストダンサーとして招聘され総合的なエンターテイナーとして海外でも高い評価を受けている。

中村登世之丞(NAKAMURA TOYONOJO) 日本舞踊

中村登世之丞(NAKAMURA TOYONOJO) 日本舞踊

18歳まで初代家元、坂本晴江に地唄舞の手ほどきを受け、名取として「黒髪」「鐘が岬」を踊る。現在は、十世家元七代目中村虎治のもとで歌舞伎舞踊の研さんを積みながら、県民文化祭や華扇会(於国立劇場)などで「鷺娘」「藤娘」「汐汲」「雁金」「京鹿子娘道成寺」「玉屋」をはじめとする古典演目に出演する一方、青森県立美術館での日本舞踊版「阿礼児」の善比羅や香港の作曲家による「Shadow Dancing」を振付・踊るなど意欲的に活動を続けている。

三上亮(MIKAMI RYO) vn

三上亮(MIKAMI RYO) vn

東京藝術大学音楽学部首席卒業後、アメリカ南メソディスト大学メドウズ音楽院、ローザンヌ高等音楽院、メニューイン国際音楽アカデミーで研さんを積む。景山誠治、エドゥアルドシュミーダー、ピエールアモイヤル、アルベルトリジーに師事。2007年に帰国後、札幌交響楽団コンサートマスター、東京藝術大学非常勤講師、日本音楽コンクール審査員など歴任。これまでにリリースしたCDは、ソロ『ツィガーヌ』『奏』、室内楽『Decending Dragon』『Dorati, Mendelssohn String Octet』の計4枚。

金子鈴太郎(KANEKO RINTARO) vc

金子鈴太郎(KANEKO RINTARO) vc

桐朋学園ソリスト・ディプロマコースを経て、ハンガリー国立リスト音楽院に学ぶ。コンセール・マロニエ、国際ブラームス・コンクール、カルロ・ソリヴァ室内楽コンクールなど、国内外の数々の国際コンクールで優勝、入賞。ソロの他にも室内楽に意欲的に取り組み、安永徹、市野あゆみ、エンリコ・オノフリ、大山平一郎、上田晴子など世界的に活躍するアーティストと多数共演。現在は各オーケストラにゲスト首席として招聘されるほか、サイトウ・キネン・オーケストラ、ジャパン・ヴィルトゥオーゾ・シンフォニーオーケストラ等で活躍中。

高実希子(KOH MIKIKO) pf

高実希子(KOH MIKIKO) pf

函館市出身。桐朋学園音楽大学音楽学部演奏学科を首席で卒業。(財)ロームミュージックファンデーション奨学生として、2008年、パリ国立高等音楽院卒業。これまでに、マリインスキー歌劇場(ロシア)首席チェロ奏者オレグ・センデツキー氏、パリ管弦楽団(フランス)チェロ奏者・佐藤光のリサイタルピアニストを務める。2013年、初のCD「高実希子ピアノソロアルバムVol.1~ブリランテ・ア・ラ・カルト~」をリリース。2015年、青森県立美術館にてソロリサイタル『アレコホール定期演奏会2015「COLORS」』(全2回)を開催。

青森県立美術館ドラマリーディングクラブ 語り

青森県立美術館ドラマリーディングクラブ 語り

これまで青森県立美術館が実施してきた、県民参加型演劇等を発展させ、先駆的な舞台芸術を発信するため、2009年に発足。ドラマリーディングを中心に青森県立美術館の他、青森県内の小・中学校等で公演を実施している。

開催概要

公演日時

3月18日(金)19:00開演 (開場18:30/受付開始18:00)
3月19日(土)18:00開演 (開場17:30/受付開始17:00)

※上演時間130分程度を予定(途中休憩あり)

会場

青森県立美術館アレコホール(青森県立美術館内)

※全席自由・受付順のご入場となります

料金

各公演
前売一般 3,000円(当日3,500円)
前売60歳以上 2,000円(当日2,500円)
前売学生 1,000円(当日1,500円)
ペア券 5,000円(同公演2名入場可・前売のみ)

脚本・構成・演出

長谷川孝治(青森県立美術館舞台芸術総監督)

出演

【語り】青森県立美術館ドラマリーディングクラブ
【ダンサー】RONxⅡ(タップダンス)、中村登世之丞(日本舞踊)
【演奏家】三上亮(ヴァイオリン)、金子鈴太郎(チェロ)、高実希子(ピアノ)

小・中・高校生を無料ご招待!

青森県・北海道の小学4~6年生・中学生・高校生のみなさまを各公演先着60名まで、無料招待いたします。

 

【申込方法】
事務局宛ての電話・FAX・Eメールにて、以下の4点を事務局までお伝えください。

1.ご希望の公演日
2.ご予約者(代表者)氏名
3.代表者のご連絡先(電話番号/FAX/メールアドレスのいずれか)
4.ご招待者の氏名・学校名・学年

※有料チケットを合わせてお求めの場合は、購入券種・購入枚数もお伝えください(有料チケットを購入しない場合や、すでに購入済みの際は不要)

【お申し込み先】
青森県立美術館パフォーミングアーツ推進実行委員会 事務局
電話:017-783-5243(平日9:00~17:00)
FAX:017-783-5244
Eメール:aleko@aomori-museum.jp

※本招待の受付は、各公演日の前日17時までとなります。
※小学3年生までのお子さまは、無料の託児サービスをご利用ください。(要事前申込)
※夜間の公演となりますので、中学生以下の方のご応募の際はお子様の安全を踏まえ、必ず大人(保護者)同伴での鑑賞をお願いいたします。

各種サービス

・無料託児サービス <要事前申込>
開場から終演までの間、美術館内キッズルームにて託児サービスを実施します。
(ただし、1歳から小学3年生までのお子さまに限らせていただきます)。
ご希望の方は、3月9日(水)までに事務局へお申し込みください。

 

・終演後の無料送迎サービス <要事前申込>
終演後、青森駅までの無料送迎を行います。
(会場と青森駅までの直通運転となり、途中下車・目的地変更は不可)
ご希望の方は、3月15日(火)までに事務局へお申し込みください。

 

・カフェ「4匹の猫」臨時営業
各公演当日は開場時間まで、美術館内カフェ「4匹の猫」の延長営業をいたします。
(ラストオーダーは営業終了30分前まで)

当日のご注意

・受付場所は美術館1階シアター前となります。
・公演会場内は撮影・録音・飲食禁止です。
・公演会場へのお花の持ち込みはご遠慮ください。
(お花は、受付にてお預かりし、公演終了後、出演者にお渡しします)

主催

青森県立美術館パフォーミングア-ツ推進実行委員会、青森県立美術館

お申し込み・お問い合わせ

青森県立美術館パフォーミングアーツ推進実行委員会 事務局
電話:017-783-5243(受付時間 平日9:00~17:00)
FAX:017-783-5244
Eメール:aleko@aomori-museum.jp

※個人情報は厳重に管理し、本公演以外の目的では使用いたしません。

チケット販売

前売チケット販売プレイガイド

以下の店舗にて平成28年2月1日(月)より販売。
全国:ローソンチケット(Lコード:25675)
青森市:サンロード青森/成田本店しんまち店/イトーヨーカドー青森店
弘前市:ヒロロ/紀伊國屋書店弘前店/イトーヨーカドー弘前店/弘前大学生協
五所川原市:ELMインフォメーション
つがる市:イオンモールつがる柏インフォメーション
八戸市:ラピア/三春屋

※販売は各公演の前日までとなります。

事務局チケット予約

事務局でも前売チケットのご予約を承ります。
公演当日、受付にて前売料金をご精算いただき、ご入場いただけます。

 

Eメール・電話・FAXにて、以下の3点を事務局までお伝えください。

1.ご予約者(代表者)氏名
2.ご希望の公演日・券種・鑑賞人数
3.ご予約確認のため代表者のご連絡先(電話番号/FAX/メールアドレスのいずれか)

 

■お申し込み先■
青森県立美術館パフォーミングアーツ推進実行委員会 事務局
電話:017-783-5243(平日9:00~17:00)
FAX:017-783-5244
Eメール:aleko@aomori-museum.jp

※ご予約受付は、各公演日の前日17時までとなります。
※ご予約で満席となった場合、ご予約受付を終了し、その場合の当日券の販売はございません。