「生きている美術館」
建物は生きています。
工事が終わって完成したらそれで終わり、 ではなく、
建物は、使われていくなかで、少しずつ、工夫が加えられ、変化していきます。
ぼくたちは、ついつい、建物が揺るがすことのできない確固とした環境だと思ってしまいます。
でも、建物は、ぼくたちの気持ち次第で、
いつだって変えることができる環境なのです。
青木 淳
青森県立美術館が開館してから四年の月日がたちました。その間美術館は、さまざまに使われ、そのたびに違った表情を見せてきました。
このワークショップは、青森県立美術館の建物のまだ知られていない魅力にふれ、それをさらに引き出すための工夫を、みなで考えるものです。
講師は、青森県立美術館を設計した青木淳さんと、青木さんが敬愛するアーティストで、国内外で活躍する画家の杉戸洋さん。お二人とともに、弘前市内に残る前川國男建築を見ながら、建物の魅力について話し合います。その後、青森県立美術館をまわって、この建物がもう一歩先に進むために何かを足すとすれば、どんなものがありえるのか、想像してみましょう。
青森県立美術館では、来年春季、このワークショップ「生きている美術館」のテーマと関連した企画展「青木淳× 杉戸洋展」(仮称)を開催する予定です。
開催概要
日時
2010 年10 月10 日(日) 10:00 ~ 17:00
参加人数
20名
対象
どなたでも(中学生以下は保護者同伴)
実施場所
弘前市内、青森県立美術館
講師
青木淳(建築家)、杉戸洋(画家)
参加費
2000円(昼食、バス代を含みます)
各自準備いただくもの
デジタルカメラ、ノート(スケッチ用)、筆記用具
内容
9:30 ~ 10:00 受付 ※「木村産業(こぎん)研究所」(弘前市大字在府町61)に集合。
10:00 ~ 12:00 弘前市の前川國男の建物を見学しながら、その魅力について講師が解説を行います。
12:15 ~ 13:15 バスにて青森県立美術館へ移動(車中で昼食)。
13:30 ~ 17:00 青森県立美術館にて建物見学およびワークショップを行います。
※ 帰りはJR 青森駅経由JR 弘前駅までバスを運行いたします(無料)。
申込
往復ハガキにてお申し込みください。1 通につき、1 組4 名様まで応募可能です。
往信ハガキに参加される方の住所、氏名(ふりがな)、年齢、代表者の電話番号、返信ハガキの宛名面に代表者の郵便番号、住所、氏名をご記入の上、下記住所までお送りください。
締切は9 月24 日(金)必着。記入不備の場合は無効、応募者多数の場合は抽選となりますので、あらかじめご了承ください。
参加の可否については、9 月28 日頃までに返信用ハガキにて通知いたします。
※このワークショップの応募は締切ました。
お問い合わせ
青森県立美術館教育普及「お出かけプロジェクト」係
〒038-0021 青森市安田字近野185
Tel 017-782-3000