毎日書道展第65回記念 毎日現代書巡回展【青森展】 北の文華/書で結び合う東北の再生
戦後、一貫して「現代の書」を追求してきた毎日書道展は、漢字、かな、近代詩文書、大字書、篆刻、刻字、前衛書の7部門を網羅する「書の総合展」です。しかも、全国から3万点もの公募作品が寄せられる日本で最大の規模と権威を誇る書道展に成長しました。
今年度、毎日書道展が65回の記念展を迎えたのを機に、青森、岩手、宮城各県で活躍する一線書家の作品156点と、一般財団法人毎日書道会の役員61人の全国巡回作品を展示します。出品作家には、宮城県気仙沼市や石巻市、岩手県大船渡市や陸前高田市にお住まいで、東日本大震災で被災された方もいます。津波で家を流されても筆を借りて作品を書き続けた方もいます。そういった背景も踏まえ、テーマを「北の文華/書で結び合う東北の再生」としました。
さらに、毎日書道展の発展を長年支えてきた青森県内の審査会員5氏の遺墨展、県内の高校生の優れた作品を集めた県高校生選抜書展を開催します。22日には青森県立美術館シアターで14時から、毎日書道会理事で今年の毎日書道展で文部科学大臣賞を受賞した船本芳雲氏による講演会、席上揮毫も開かれます。
どうぞご期待ください。