特別展|Touch the Art (タッチ・ザ・アート)! -触れて体感、アートの感触
三内丸山遺跡に隣接する青森県立美術館は、“縄文”という創造の原点とともに、現代の芸術表現を見つめることのできる場所にあります。
本展ではそうした場所性を背景に、「手のわざ」によって作られた、触覚的な造形性を持つ縄文の土器や土偶と、現代の彫刻という2つの時代の多彩な作品について、見ることだけでなく、手で触れることのできる展示を行い、縄文と現代という時間軸を超えた視点から、造形表現の魅力を体感していただきます。
また、視覚、触覚、聴覚など、様々な感覚を使って作品鑑賞をお楽しみいただけるこの展覧会は、視覚等に障害のある方も芸術文化に親しむことのできる機会と考えています。
開催概要
開催場所
青森県立美術館 地下1階 ワークショップエリア
観覧料
無料
展示内容
生命に触れる -人と動物の表現
中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館が所蔵する人や動物をモチーフにした彫刻作品を、見て、触れて楽しめます。
質感に触れる -縄文の装飾と彫刻の素材感
彫刻家・寺田栄の溝や起伏が彫り込まれた石の彫刻と縄文土器、それぞれの表面の質感を楽しめます。
音に触れる -原初の響きとその形
音の響きを体感できる金沢健一の鉄の彫刻〈音のかけら〉に触れて、形に宿る音の響きを楽しめます。
関連展示
情報技術を活用した触れる絵画の研究
視覚障害者が美術作品の鑑賞を体験できることを目的に作成した「触れる絵画」の研究事例を紹介します。
誰もが楽しめる博物館を創造する実践的研究
科学研究費プロジェクト「誰もが楽しめる博物館を創造する実践的研究」の一環として、三内丸山遺跡で行われたワークショップの成果作品を紹介します。
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