青森県立美術館 映画上映 「特集“わたしの家族、家族のわたし”」

2018年3月19日(月) ━ 3月21日(水)

映画 終了
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青森県立美術館 映画上映 「特集“わたしの家族、家族のわたし”」

青森県立美術館 映画上映 「特集“わたしの家族、家族のわたし”」

~「わたしの中の樹木希林」開催記念~ どうでもよくて、放っておけない。“家族”映画、珠玉の4作品-

国民的女優・樹木希林さんの出演作品をクローズアップする「特集・わたしの中の樹木希林」(10月5日~8日)の開催を記念して、関連上映として10月19日(金)から21日(日)の3日間にも「特集“わたしの家族、家族のわたし”」と題した特別上映会を開催します。

この特別上映会では、樹木希林さんが多くの映画で人間味あふれた“家族”を演じ、私たちを常に魅了してきたことから、普遍的な家族や夫婦の姿を描いた名作4作品を全作品35ミリフィルムで上映するものです。

上映作品は、無人島という過酷な環境で暮らす夫婦の姿を一切の台詞を排し描いた新藤兼人監督の渾身作『裸の島』をはじめ、戦後の復興の時を迎える中を生きる市井の家族や夫婦の悲喜を情感豊かに描いた『煙突の見える場所』『この広い空のどこかに』『名もなく貧しく美しく』の計4作品となります。

なお、本上映会の4作品は、文化庁と国立映画アーカイブが、広く国民に優れた映画鑑賞の機会を提供するため日本各地の公立文化施設と連携・協力し、所蔵映画フィルムの巡回上映を実施する「優秀映画鑑賞推進事業」の一環として上映いたします。

開催概要

上映スケジュール

10月19日(金)
10時00分 『煙突の見える場所』
12時45分 『名もなく貧しく美しく』

 

10月20日(土)
10時00分 『裸の島』
12時35分 『この広い空のどこかに』
14時40分 『煙突の見える場所』

 

10月21日(日)
10時00分 『名もなく貧しく美しく』
13時00分 『裸の島』
14時55分 『この広い空のどこかに』

※開場は各日初回上映の10分前となります

会場

青森県立美術館シアター(全席自由)

観覧料

1日券
日時指定で当日の全作品をご覧いただけます。当日各200円増し。
10/19(金)1日券 800円
10/20(土)1日券 1,000円
10/21(日)1日券 1,000円

 

1日券販売プレイガイド

青森市:成田本店しんまち店/青森県立美術館ミュージアムショップ
弘前市:ヒロロ
五所川原市:ELMインフォメーション
つがる市:イオンモールつがる柏インフォメーション
※プレイガイドでの販売期間は、8月27日(月)から各上映日の前日までとなります。
※プレイガイドでの「ラスト1本券」「通し券」の販売はありません。

 

ラスト1本割引
日時指定で各日の最終回上映のみご覧いただけます。事務局予約・当日受付のみで販売。
ラスト1本券 各日500円均一

通し券
期間中の全上映をご覧いただけます。事務局予約のみでの販売。
前売のみ販売 1,500円均一

 

「わたしの中の樹木希林」通し券で無料!
映画上映「特集・わたしの中の樹木希林」通し券をご提示された方は、本上映会の4作品を無料でご覧いただけます。 ※「特集・わたしの中の樹木希林」詳細は、近日発表いたします。

主催等

主催:青森県立美術館パフォーミングアーツ推進実行委員会/青森県立美術館/文化庁/国立映画アーカイブ
特別協賛:木下グループ
協力:株式会社オーエムシー

予約受付・お問い合わせ先

青森県立美術館パフォーミングアーツ推進実行委員会 事務局
電話:017-783-5243(平日9時~17時)
FAX:017-783-5244
Eメール:eiga@aomori-museum.jp

チケット販売

事務局チケット予約

事務局へのEメール・電話・FAXにて、チケットのご予約が可能です。
以下の内容をお伝え下さい。
■予約者の氏名・連絡先(電話・FAX・メールアドレスいずれか)
■希望の上映日・券種・購入枚数
※予約受付は、各上映前日の17時まで(通し券は10月19日の17時まで)
※個人情報は厳重に管理し、本上映会以外の目的では使用いたしません。

チケット予約 お申し込み先

青森県立美術館パフォーミングアーツ推進実行委員会 事務局
電話:017-783-5243(平日9時~17時)
FAX:017-783-5244
Eメール:eiga@aomori-museum.jp

展示内容

上映作品

『煙突の見える場所』(1953年・五所平之助監督)
『この広い空のどこかに』(1954年・小林正樹監督)
『裸の島』(1960年・新藤兼人監督)
『名もなく貧しく美しく』(1961年・松山善三監督)

作品内容

『煙突の見える場所』

1953年/108分/白黒/35mmフィルム上映
監督:五所平之助
出演:田中絹代、上原謙、高峰秀子、芥川比呂志 他
通称“おばけ煙突”がある下町に暮らす緒方隆吉(上原謙)と弘子(田中絹代)夫妻。弘子には戦災で行方不明の前夫がおり、今もどこか狐独な影があった。緒方家の2階には、人のいい健三(芥川比呂志)とクールな仙子(高峰秀子)が下宿し賑やかだが、ある日、縁側に置き去りの捨て子があり…。
上映:10/19(金)10:00 / 10/20(土)14:40

『この広い空のどこかに』

1954年/109分/白黒/35mmフィルム上映
監督:小林正樹
出演:佐田啓二、久我美子、高峰秀子、石浜朗 他
ひろ子(久我美子)は酒屋の主人・良一(佐田啓二)の許に嫁いで来たが、生活は楽ではなく、足が不自由な義理の妹・泰子(高峰秀子)や、義理の母の間で毎日つらい立場にあった。一方、そんな頑なな性格の泰子だったが、かつての使用人が昔と変わらぬ愛情を自分に持っていることを知って…。
上映:10/20(土)12:35 / 10/21(日)14:55

『裸の島』

1960年/96分/白黒/35mmフィルム上映
監督:新藤兼人
出演:乙羽信子、殿山泰司、田中伸二、堀本正紀
自然と闘いながら生きていく夫婦の姿を、一言も台詞のない映像で描く。千太(殿山泰司)とトヨ(乙羽信子)夫婦と、彼らの子供2人が小さな無人島で暮らす。夫婦は夜明けから日没まで黙々と畑仕事に励むが、島には水がなく大きな島から毎日、桶に水を汲んでは小舟で運ばねばならず、飲み水もままならない。
上映:10/20(土)10:00 / 10/21(日)13:00

『名もなく貧しく美しく』

1961年/128分/白黒/35mmフィルム上映
監督:松山善三
出演:高峰秀子、小林桂樹、原泉、草笛光子 他
秋子(高峰秀子)は耳が不自由であったが、戦災の中、夫が亡くなるとあっさり離縁されてしまう。傷心の中、実家に戻った秋子は聾唖学校の同窓会で出会った道夫(小林桂樹)と交際し、ついには再婚する。2人の生活は貧しいながらも元気な赤ん坊を授かるが、ある日、子供が事故に遭ってしまう。
上映:10/19(金)12:45 / 10/21(日)10:00