日・中・韓 国際共同制作作品 演劇「祝/言」

2013年10月11日(金) ━ 10月13日(日)

演劇 終了
SHARE
日・中・韓 国際共同制作作品 演劇「祝/言」

日・中・韓 国際共同制作作品 演劇「祝/言」

青森県立美術館は、2013年度、国際交流基金と共同主催で、日・中・韓共同制作事業 演劇「祝/言」を創作・上演いたします。

 

3.11
演劇人を初めとする表現者たちは心の潰れる音を聞いた
それは今まで持っていた「言葉」が瓦解していく音でもあった
多くの被災者の心情を察するには、今も、大きな困難を伴う
しかし日々は続く

 

精神的な痛みは大きくなりこそすれ、小さくなり消えることはないだろう
「誰かが隣にいて、あなたを承認している」というプリミティブだがシンプルで
強いメッセージを東北の演劇人たちは有している
その東北の演劇人と、隣国である中国・韓国の演劇人
さらには伝統芸能継承者とともに、現在を語り合い、その未来を作品制作という現場から探る
何故なら、芸術こそ未来を語るにふさわしい人間の領分だからである

 

長谷川孝治(青森県立美術館舞台芸術総監督)

開催概要

青森公演

日時: 10月11日(金)、12日(土)、13日(日) 開演18:00~(受付60分前、開場30分前)
会場: 青森県立美術館
青森市安田字近野185 Tel:017-783-5243
料金: 前売券 一般3,500円、学生2,500円
※当日500円増し
※全席自由、日時指定(受付順に入場整理番号を配布)

 

チケット販売先:
青森県立美術館ミュージアムショップ、サンロード青森、成田本店しんまち店、紀伊國屋書店弘前店、八戸ポータルミュージアムはっち、ローソンチケット(Lコード:23490)
アクセス:http://www.aomori-museum.jp/ja/access/

 

その他:
・カフェ「4匹の猫」を開演時間まで延長営業
・無料託児サービス(公演日の3日前までに事務局へ要申込)
・終演後無料送迎(青森駅まで無料送迎を行います。公演日3日前までに事務局へ要申込。当日の申込は受付できませんのでご了承ください。)

仙台公演

日時: 11月24日(日) 開演14:00~(受付60分前、開場30分前)
会場: 日立システムズホール仙台(仙台市青年文化センター)
宮城県仙台市青葉区旭ヶ丘3-27-5 Tel:022-276-2116
仙台公演問い合わせ先 Tel:022-727-1875(仙台市市民文化事業団)
料金: 前売券 一般3,500円、学生2,500円
※当日500円増し
※全席自由(受付順に入場整理番号を配布)

 

チケット販売先:
仙台市市民文化事業団(★)、イズミティ21(★)、せんだい演劇工房10-BOX(★)、仙台三越、藤崎、ローソンチケット(Lコード:23491)
※(★)印のついているチケット販売先で購入すると、仙台市市民文化事業団「友の会」の割引が可能です。前売りのみ、300円割引。
アクセス:
仙台駅から市営地下鉄南北線・泉中央方面行き10分、「旭ヶ丘駅」下車、東1番出口より徒歩3分

 

その他:未就学児の御入場はできません。

東京公演

日時: 11月29日(金) 開演18:30~
11月30日(土) 開演13:00~、18:30~
12月1日(日) 開演13:00~
(各日とも受付60分前、開場30分前)
会場: 新国立劇場小劇場
東京都渋谷区本町1-1-1 Tel:03-5351-3011
料金: 前売券 一般4,500円、学生3,500円
※当日500円増し
※全席自由(受付順に入場整理番号を配布)

 

チケット販売先:
ローソンチケット(Lコード:33531)
F/Tチケットセンター(10月5日(土)10:00より取扱開始。一般前売のみ。)
オンライン:http://festival-tokyo.jp
アクセス:
京王新線(都営新宿線乗入)「初台駅」中央口(新国立劇場口)直結。
渋谷駅より、京王バス<渋61><渋63><渋66> 、都営バス<渋66>にて「新国立劇場前」下車すぐ。

韓国

日時:(1) 10月19日、20日
(2) 10月25日、26日
(3) 11月1日、2日
会場: (1) 大田:大田文化芸術の殿堂(大田グランドフェスティバル参加)
(2) ソウル:大学路芸術劇場(ソウル国際公演芸術祭参加)
(3) 全州:韓国ソリ文化の殿堂

中国

日時:(1) 11月14日~17日
(2) 1月10日~12日
会場: (1) 上海:上海話劇芸術センター
(2013 Shanghai International Contemporary Theatre Festival参加)
(2) 北京:蓬蒿劇場

主催

国際交流基金、青森県立美術館

共催

<仙台> 公益財団法人仙台市市民文化事業団、
<韓国> 韓国公演芸術センター、大田文化芸術の殿堂、韓国ソリ文化の殿堂
<中国> 上海話劇芸術センター、蓬蒿劇場

後援

<青森>
(株)東奥日報社、(株)デーリー東北新聞社、(株)陸奥新報社、(株)青森朝日放送、(株)青森テレビ、(株)青森放送、(株)エフエム青森、朝日新聞青森総局、河北新報社、共同通信社青森支局、産経新聞社青森支局、(株)時事通信社青森支局、日本経済新聞社青森支局、毎日新聞青森支局、読売新聞青森支局、NHK青森放送局、青森市日中友好協会、在日大韓民国民団青森県地方本部
<仙台>
河北新報社、朝日新聞仙台総局、毎日新聞仙台支局、読売新聞東北総局、産経新聞社東北総局、時事通信社仙台支社、NHK仙台放送局、東北放送、仙台放送、ミヤギテレビ、東日本放送、Date fm、ラジオ3FM76.2、fmいずみ797、S-style
<東京>
中華人民共和国駐日本国大使館文化部、駐日韓国大使館韓国文化院

協力

<東京>公益財団法人新国立劇場運営財団

問い合わせ先

青森県立美術館パフォーミングアーツ推進実行委員会 演劇「祝/言」事務局(青森県立美術館内)
〒038-0021 青森市安田字近野185
Tel 017-783-5243(平日9時~17時)
Fax 017-783-5244
E-mail engeki@aomori-museum.jp

 

■チケットの予約も電話・メール・FAXで受け付けております。
(氏名、連絡先、希望公演日時、券種、枚数を記載のうえお送りください。)

作品内容

あらすじ

三陸海岸沿いのとある街、そのホテルのロビーが主舞台となる。舞台の奥はホテルの入口になっており全面がガラス張りである。開幕すると、花嫁を中心にした韓国人一団と、その一団を迎える日本人花婿を中心に場面がすすむ。さらには、花嫁花婿の共通の友人である中国人たちも遅れてやってくる。

 

どうやら、次の日に控えた結婚式の打合せをするらしい。花嫁と花婿はお互いに日本語と韓国語で会話しているのだが、その家族・親戚たち、それに中国人たちは言葉の問題もあって何かぎこちない。やがて、演奏が始まる。それまでのぎこちなさが、音楽と踊りで次第に和んでいく。夫婦の馴れ初め、それぞれの家族のエピソードをちりばめながら舞台は進行していくが、やがて14時46分、巨大な地震とそれに続く津波がホテルのロビーを襲い、すべてを飲み込んでいく。
暗転  無音のままに続く、5分間のホリゾント全体を覆う日本、中国、
韓国のスチル写真・・・・・       溶明 ・・・・

 

音楽が聞こえて光が入ってくる。人々は何事もなかったかのように会話し始める。しかし、その会話はどこかぎこちない。彼らは死んでしまったのだろうか。だとしたら、そこに展開する物語の「続き」とはなんだろうか。
日中韓の伝統音楽のセッション。3国の舞踊の絡み合い。言葉はない。

 

大震災以前と以後、変わったもの、変わらないものを舞台上でダイレクトに描き、日・中・韓の未来を考える。藝術の使命は未来に賭けること、未来を語ることにあると信じ、観客に向き合う120分。

キャスト

日本
俳優:
相澤一成(宮城県)、なかじょうのぶ(宮城県)、佐藤隆太(福島県)、高橋淳(岩手県)、小笠原真理子(青森県)、田邊克彦(新潟県)
舞踊:中村登世之丞(青森県)
津軽三味線:齋藤沙希(青森県)

 

韓国
俳優:キム・ソナ(ソウル)、イ・ヨンスク(大田)
ダンス:チョン・ヨンドゥ(ソウル)
音楽:アンサンブル・シナウィ(ソウル)

 

中国
俳優:李丹(上海)、杨子奕(上海)、王小欢(北京)

関連ファイル