Dance Aleko Aomori Lab’#4 – 6

2009年10月24日(土) ━ 2010年2月14日(日)

演劇 終了
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Dance Aleko Aomori Lab’#4 – 6

Dance Aleko Aomori Lab’#4 – 6

Dance Aleko Aomori Lab'#4 - 6

青森県立美術館は、これまでの美術作品を展示するだけの美術館像を大きく変え、演劇、ダンス、音楽といったパフォーミング・アーツ事業を積極的に展開してきました。
昨年に引き続き、本年もDance Aleko Aomoriを開催します。

開催概要

公演概要

原作:アレクサンドル・プーシキン「ジプシー」 訳/蔵原惟人
構成・演出:長谷川孝治 (青森県立美術館舞台芸術総監督)

Lab'#4 AOMORI 花嵐桜組 [JAZZ,YOSAKOI,HIP HOP]

振付:小野郁子
出演:AOMORI 花嵐桜組
日時:2009年10月24日 (土) 開場18:30、開演19:00
2009年10月25日 (日) 開場13:30、開演14:00
(上演予定時間80分)

Lab'#5 中村虎治社中 [日本舞踊]

振付:中村流十世家元七代目 中村虎治
出演:中村虎治社中
日時:2009年12月12日 (土) 開場18:30、開演19:00
2009年12月13日 (日) 開場13:30、開演14:00
(上演予定時間80分)

Lab'#6 豊田一輪車クラブ [一輪車]

振付:木村笑子
出演:弘前市豊田児童センター一輪車クラブ
日時:2010年2月13日 (土) 開場18:30、開演19:00
2010年2月14日 (日) 開場13:30、開演14:00
(上演予定時間80分)

料金

前売り券 (当日は500円増し)
ペア券 (一般2名) 4,000円
大人 2,300円
学生 1,000円
高校生以下 800円

ダンスアレコ青森のチケットをお持ちのお客様

青森県立美術館主催の企画展、常設展のチケットを割引価格 (団体料金) でお買い求め頂けます。

※販売はダンスアレコ青森開催日のみに限らせていただきます。

青森県立美術館メンバーシップ会員ご優待

青森県立美術館メンバーシップ会員は、一般・学生:前売料金の100円引き/ペアチケット:前売料金の200円引きにてお買い求めいただけます。割引チケットは、事前にご予約いただき、当日美術館にお越しいただいた際に料金と引き替えでお渡しします。ご予約はダンスアレコ青森事務局にて承ります。

公演当日のサービス

託児サービス
各公演の開催日に、開場から終演時間までの間、お子様1人につき200円で、託児サービスを行います。ご希望の方は、各公演の3日前までに、事務局へお申し込み下さい。

 

カフェ「4匹の猫」臨時営業
19:00開演の公演日に限り、19:00 (ラストオーダー18:30) まで、美術館のカフェが臨時営業いたします。パスタ類を中心とした軽食、デザート、ドリンクがお楽しみ頂けます。どうぞ、ご利用下さい。

 

無料シャトルバス運行
19:00開演の公演日に限り、終演後、青森県立美術館から青森駅までの無料シャトルバスをご用意します。

託児サービス
各公演の開催日に、開場から終演時間までの間、お子様1人につき200円で、託児サービスを行います。ご希望の方は、各公演の3日前までに、事務局へお申し込み下さい。

カフェ「4匹の猫」臨時営業
19:00開演の公演日に限り、19:00 (ラストオーダー18:30) まで、美術館のカフェが臨時営業いたします。パスタ類を中心とした軽食、デザート、ドリンクがお楽しみ頂けます。どうぞ、ご利用下さい。

無料シャトルバス運行
19:00開演の公演日に限り、終演後、青森県立美術館から青森駅までの無料シャトルバスをご用意します。

主催

青森県立美術館パフォーミングアーツ推進実行委員会・青森県立美術館
助成:財団法人地域創造

お問い合わせ

青森県立美術館パフォーミングアーツ推進実行委員会事務局

住所  〒038-0021 青森市安田字近野185
Tel  017-783-5243
E-mail  dance2009@aomori-museum.jp

※お手数ですが、件名を「○月○日ダンスアレコ青森予約」として下さい。

チケット販売

ローソンチケット (Lコード 23961)・ 紀伊國屋書店・弘前大学生協・サンロード青森・さくら野青森店・成田本店しんまち店・三春屋・青森県立美術館ミュージアムショップ

作品内容

あらすじ

文明社会に嫌気がさし、自由を求めて「ジプシー」の一団に加わったロシアの青年貴族アレコは、「ジプシー」の娘、ゼムフィーラと恋に落ちる。しかし、奔放なゼムフィーラはすぐに別の若いジプシーへ心を移してしまう。それを知ったアレコは、嫉妬のあまり錯乱状態に陥り、ゼムフィーラとその愛人を殺害する、アレコの中に潜む文明人の傲慢と「ジプシー」が体現する真の自由。その二つの矛盾が引き起こす生と死の物語。

体を使うということ

ダンサーの身体はそのまま芸術作品である。身体に芸術性のかけらも見ることができないダンサーは残念ながらダンサーの名に値しない。
しかし、わたしたちは自然を相手に体を動かしている農家の人や山で働く人、そして海で働く人たちの無駄を削いだ動きに美しさを感じる。
無駄を削ぐとは、任意のA地点からB地点までを最も短くかつ素早く動くことである。すべてのアスリートが身につけているその術を、人間は労働の中にあらかじめ持っている。
そして、ダンスはその労働の中の身体の美しさを集積してできている。この場合の労働とは経済学の概念で言われるそれではなくて、単純に体を使って働くことを意味しているのは言うまでもない。
現在、「言葉」よりも「身体」に重きを置いたダンスが、演劇よりも美しさを持つのは当然である。インターネット上を飛び交う「言葉」は、人間の精神と身体のバランスを著しく疎外する。日々の生活で知らぬ間に言葉に偏っていく人間は、バランス(調和)を欠いているが故に美しくない。だから、ダンスに人は惹かれるのだ。無心に身体を極限にまで追いつめ、幾度も幾度も美しさの軌跡をなぞろうとするダンサーに憧れるのだ。
青森県立美術館が、いや、青森県民が所有している「アレコ」三点はダンサーを最も美しく見せるために制作された作品である。
今、様々なダンスをその前で踊ろうとするのは、少しづつ狂っていく常識をもう一度元に戻すための芸術的な営みに他ならない。
他ならぬ体を使って。

青森県立美術館舞台芸術総監督 長谷川孝治

関連ファイル