青森県立美術館コンサート2007

2007年7月28日(土) ━ 12月8日(土)

コンサート 終了
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青森県立美術館コンサート2007

青森県立美術館コンサート2007

「祈り」 -Preghiera

神や大切な人への願い、詩人が詩に込めた想い、愛する人への強い想い・・・様々な形の「祈り」をお届けします。

於: 青森県立美術館 アレコホール

杉原かおり (ソプラノ) (※7月・10月・12月出演・・・12月は「ミミ」)

杉原かおり (ソプラノ) (※7月・10月・12月出演・・・12月は「ミミ」)

山形大学(特音)卒業。東京音楽大学大学院修了(首席)。
「音楽現代」(芸術現代社)新人賞、国際音楽コンクール<サンレモ音楽祭オペラ部門>特別賞、第4回国際音楽コンクール<J.Brahms>第2位他、国内外の数々の国際コンクールでの入賞歴を持つ。ローム・ミュージック・ファンデーション奨学生(1996-97)。1998年ロータリー財団奨学生(-99)としてイタリアに留学し、ミラノ音楽院で研鑽しながらコンサートに多数出演、2000年にはミラノにおいて「ラ・ボエーム」の主役(ミミ)でデビューし現地音楽誌紙上で絶賛された。その後も「蝶々夫人」「トスカ」のタイトルロール、「カヴァレリア・ルスティカーナ」のローラはじめとするオペラ、宗教曲のソリストとしてイタリア各地に招かれ、いずれも好評を博した。2002年帰国。帰国後は、後進の指導にあたりながら、リサイタルや日本各地に招かれソロ活動を展開している。これまでに東敦子、R・エリー、D・マッツォーラ、横山修司各氏他に師事。
現在、弘前大学准教授。日本演奏家連盟会員。日本発声学会会員。

浅野清 (ピアノ) (※7月・10月のみ出演)

浅野清 (ピアノ) (※7月・10月のみ出演)

1975年国立音楽大学卒業。同年レナード・バーンスタイン、クリストフ・エッシェンバッハの推薦によりニューヨークのジュリアード音楽院に入学、1978年、卒業。その後、ニューヨーク大学にて学ぶ。1980年から83年、ドイツ各地、パリでソロ及び室内楽の演奏会、オーケストラとの共演等で好評を博し、有力紙等で絶賛される。カイゼルスラウテルン市立音楽学校専任講師、マンハイム音楽大学講師を務め、1984年帰国。日本に拠点を移してからは、リサイタルはもとより、大野一雄の舞踏公演を始め東京バレエ団や世界のトップバレリーナのためにも演奏を行う。1987年、弘前大学へ赴任。以来、ドイツで行われた「フリッツ・ヴンダーリッヒ没後25年追悼演奏会」ルーマニアの「国際現代音楽祭」で招待演奏をするなど国内外で精力的に活躍している。

横山修司 (ピアノ・指揮) (※12月のみ出演)

横山修司 (ピアノ・指揮) (※12月のみ出演)

武蔵野音楽大学音楽学部器楽科ピアノ科卒業。文化庁在外派遣研究員、ローム財団研究員としてイタリアに留学し研鑽を積む。
イタリア国内をはじめ、スペイン、フランス、スイス、ギリシャ等、ヨーロッパ諸国における歌劇場のコレペティトゥアー、又、マグダ・オリヴェーロ、アルフレード・クラウス等のマスタークラスでの伴奏者として高い評価を受けて帰国。
新国立劇場開場時より長年にわたりコレペティトゥアー、プロンプターとして活躍する。
東敦子、中丸三千繪、大岩千穂をはじめとする国内外の声楽家の伴奏者として活躍する他、後進の指導にあたる。
現在、藤原歌劇団コレペティトゥアー、プロンプター、武蔵野音楽大学オペラコース准教授。

樋口達哉 (テノール) (※12月のみ出演) (ロドルフォ役)

樋口達哉 (テノール) (※12月のみ出演) (ロドルフォ役)

武蔵野音大卒業、同大学院修了後、ミラノに留学。リクルート・スカラシップ獲得。E・カルーソー国際声楽コンクール最高位等、数々のコンクールで受賞。’98年ハンガリー国立歌劇場に於いて「ラ・ボエーム」のロドルフォ役でヨーロッパデビュー。その後もミラノ・スカラ座をはじめ、メトロポリタン歌劇場管弦楽団、モナコ・フィルとの共演等、各地でコンサート、オペラに出演。最近では、新国立劇「トスカ」「蝶々夫人」「カヴァレリア・ルスティカーナ」、愛知県芸術劇場「椿姫」、北九州芸術劇場「仮面舞踏会」と、次々と主役を演じ好評を博す。2005年日生劇場「夕鶴」与ひょう役で新境地を開く。2006年4月にはNHK・FM名曲リサイタル出演。2007年2月東京二期会「ダフネ」ロイキッポス役では、新聞紙上でも絶賛される。演技にも定評があり、華のある新進テノールとして多くのファンを魅了している。武蔵野音楽大学、東京藝術大学各講師、二期会会員。
ホームページ http://www.geocities.jp/funfuntazy/

谷友博 (バリトン) (※12月のみ出演) (ショナール役)

谷友博 (バリトン) (※12月のみ出演) (ショナール役)

武蔵野音楽大学卒業、同大学大学院修了。卒業演奏会、新人演奏会出演。1995年渡伊。第7回 (財) 江副育英会オペラ奨学生としてミラノに音楽院に学ぶ。第4回ピストイア・コンクールオペラ部門第1位。第35回日伊声楽コンコルソ第1位。第68回日本音楽コンクール声楽部門第1位。他国内外で受賞歴多数。留学中、研鑽の傍らスロヴェニアのマリボール国立歌劇場をはじめ、ミラノやピストイアなどイタリア各地でオペラ、コンサートに出演。日本では、藤原歌劇団に1999年「ラ・ボエーム」のショナールでデビュー。「椿姫」で2002年のドビニー役出演を経て、03年にはジェルモンに抜擢され絶賛を博し、これまでに「ロメオとジュリエット」「ラ・チェネレントラ」「ラ・ボエーム」などに出演し好評を博し、新国立劇場には2000年にデビュー後、02年には「ルチア」のエンリーコ、「イル・トロヴァトーレ」のルーナ伯爵と大役で好評を博した。また、日本フィルでマーラーの「交響曲第8番」、ブルックナー「ミサ曲第3番」のソロなど各種コンサートでも活躍。小澤征爾指揮モーツァルト「レクイエム」、「ドン・ジョヴァンニ」 (演奏会形式) に出演している。菊池初美、L.サッコマーニ、A.モナコ、R.エリー、横山修司、D.マッツォーラの諸氏に師事。現在、藤原歌劇団団員。武蔵野音楽大学講師及び東京藝術大学講師。
ホームページ http://www.br-tani.com

佐藤篤子 (ソプラノ) (※12月のみ出演) (ムゼッタ役)

佐藤篤子 (ソプラノ) (※12月のみ出演) (ムゼッタ役)

武蔵野音楽大学卒業、同大学大学院修了。「第51回全日本音楽コンクール」大学一般の部第3位、「第36回日伊声楽コンコルソ」で入選、1998年から1年間、アイルランドで語学研修、この間、ダブリン王立音楽学校でV・ダン教授に師事した。2000年よりヴェローナに在住、2004年「マントヴァ第20回イズマエーレ・ヴォルトリーニ国際声楽コンクール」で第1位。最近ではシャネル銀座の「ピグマリオン・デイズ」に出演するなど活躍が期待されている。

開催概要

料金

7月28日・10月27日
一般ペア 4,000円 (当日 4,500円)
一般   2,500円 (当日 3,000円)
学生   1,200円 (当日 1,500円)

12月8日
一般ペア 8,000円 (当日 9,000円)
一般   4,500円 (当日 5,000円)
学生   2,400円 (当日 3,000円)

メンバーシッププログラム会員割引
一般・学生:前売料金の100円引き/ペアチケット:前売料金の200円引き
割引チケットは、事前にご予約いただき、当日美術館にお越し頂いた際に料金と引き替えでお渡しします。ご予約は美術館総合案内カウンターもしくは下記問い合わせ先にて承ります。
当日受付も承りますが、チケットが売り切れる場合がございますので、お早めにご予約くださいますようお願いいたします。
メンバーシッププログラムの詳細につきましては、入会のご案内をご覧下さい。

主催

青森県立美術館コンサート実行委員会・青森県立美術館

お問い合わせ

青森県立美術館コンサート実行委員会

住所  〒038-0021 青森市安田字近野185
Tel  017-783-5243
E-mail  pa-varts@aomori-museum.jp

※お手数ですが、件名を「コンサート」として下さい。

チケット販売

チケットぴあ (Pコード 264-868) 、紀伊國屋書店、弘前大学生協、日弘楽器、サンロード青森、さくら野青森店、成田本店しんまち店、三春屋

※7月28日のコンサートは、7月4日からの取扱
※10月27日のコンサートは、9月4日からの取扱
※12月8日のコンサートは、10月下旬からの取り扱い予定。決定次第お知らせいたします。

作品内容

7月28日 (土) 【テーマ:神聖な想い】

出演/杉原かおり (ソプラノ) 浅野清 (ピアノ)

G.カッチーニ:アヴェ・マリア
W.A.モーツァルト:ハ短調ミサより<ラウダームス・テ>
C.フランク:パーニス・アンジェリクス
R.ワーグナー:ヴェーゼンドンクの5つの歌曲より<夢>「トリスタンとイゾルデ」のための習作
川口耕平:「六つの信仰歌曲」より「よかった」
G.ヴェルディ:天使の中のマリア様 (オペラ『運命の力』第2幕フィナーレから)
M.ローリドゥセン:おお 偉大なる神秘

10月27日 (土) 【テーマ:詩人が詩に込めた想い詩と音楽~イタリア近代から現代へ~】

出演/杉原かおり (ソプラノ) 浅野清 (ピアノ)

F.P.トスティ:かわいい唇 (ダンヌンツィオ 詩) 子守唄 (ジョルジョのための) (ダンヌンツィオ 詩)
P.マスカーニ: 月 (メナーシ 詩)
O.レスピーギ:昔の歌に寄せて (ダンヌンツィオ 詩) (「4つの抒情詩」より)
I.ピッツェッティ:踊りの歌 (ギリシャ大衆の歌の言葉) (「3つのギリシャの歌」より)

12月8日 (土) 【テーマ:愛する人への強い想い G.プッチーニ作曲 オペラ「ラ・ボエーム」】

出演/杉原かおり (ソプラノ) 横山修司 (ピアノ・指揮) 樋口達哉 (テノール) 谷友博 (バリトン) 佐藤篤子 (ソプラノ)

G.プッチーニの4幕オペラ原作ミュルジュール「ボヘミアン (ボエーム) の生活情景」 (ボヘミアンの詩人ロドルフォと薄幸の娘ミミの悲恋物語) からの主要キャストによる抜粋
「ラ・ボエーム」あらすじ
舞台は1830年ごろのクリスマス・イヴのパリ。屋根裏部屋に住むミミは、ローソクの火を分けてもらおうと隣人のロドルフォの部屋を訪れます。その時すぐに恋に落ちてしまった二人は、お互いの自己紹介をした後、愛を確かめながらクリスマスで賑わう町へと繰り出して行きます。
その後、二人は仲良く暮らし始めるのですが、程なく肺を患っていたミミの病状が悪化し、いたたまれなくなったロドルフォは家を飛び出してしまいます。そんなことを知らずに嫌われたと思い悩むミミは、ある雪の降る明け方、マルチェッロに助けを求めに行きます。なだめられて帰ろうとしたとき、目を覚ましたロドルフォがやって来たので、ミミは物陰に隠れて二人のやり取りをすべて聞いてしまうのです。ロドルフォがまだ自分を愛していること、自分の死が近いこと、を・・・。ミミはロドルフォに別れを告げます。
数ヵ月後、マルチェッロの恋人ムゼッタが、元通りの生活を送っていたロドルフォのもとにミミを連れてやって来ます。ミミはロドルフォのもとでもう一度だけ愛を語りたかったのです。二人は出会ったときのことを語りながらひと時の幸せに浸ります。そして、望みが叶ったミミは静かに眠るように息を引きとります。

受付開始・開場 / 18:30 開演 / 19:00
受付場所 / 1階シアター前