美少女の美術史 少女について考えるための16の事柄

2014年7月12日(土) ━ 9月7日(日)

企画展 終了
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美少女の美術史 少女について考えるための16の事柄

美少女の美術史 少女について考えるための16の事柄

2014年の夏の青森県立美術館のテーマは「美少女」。企画展のみならず、常設展でも「美少女」をモチーフにした作品が並びます。
あわせて、夏休みイベント「こども美術館デー」が同時開催!
中学生以下は観覧料無料となります。
さあ、様々な美少女たちに会いに来ませんか。
展覧会特設WEBサイト

展示概要

「美少女」は、美術、漫画、アニメ、映画、文学、芸能など様々な分野に登場する、現代日本文化における特徴的なモチーフです。「少女」という概念が一般に定着したのは、近代的な学校制度の整備により女学生という身分が生まれ、また出版文化の発達によって少女雑誌文化が花開いた20世紀初頭とされています。しかしこれ以前にも「少女」にあたる若い女性は美術に表現されていました。本展覧会は、「美人図」が盛んに制作された江戸時代から、「少女」が誕生した近代を経て、「美少女」が日々メディアをにぎわす現代にいたるまでの様々な少女のイメージを探索し、私たち日本人が少女という存在に何を求めてきたかを振り返るものです。出品作品は江戸の花ともいうべき浮世絵から、近代に隆盛した美人画、少女たちの心をとらえた叙情画、さらには戦後文化を象徴する漫画やアニメ、フィギュアといったキャラクター文化、そして現代社会における少女イメージを表したアート作品まで、多岐にわたるラインナップとなっています。
いったい「少女」とは何なのか。約110名の作家の300点を越える作品、資料によって、16の切り口を設け、多様な視点から「少女」について考えます。

 

本展のみどころ

  • 江戸時代から現代までの様々な「少女」イメージが一堂に並びます。

  • 美術のみならず、現代日本文化を考察する上で欠かすことのできないアニメや漫画、フィギュア等も紹介し、広く日本文化を俯瞰します。

  • 日頃我々が無意識に使っている「少女」という言葉。本展は、様々な作品、資料をとおして、「少女」という概念が持つ様々な要素について検証します。

開催概要

会期

2014年7月12日 (土) – 9月7日 (日)

休館日

7月14日 (月)、7月28日 (月)、8月11日 (月)、8月25日 (月)

開館時間

9:00 – 18:00 (入館は17:30まで)

観覧料

一般1,500 (1,200) 円 / 高大生1,000 (800) 円 / 小中生「夏休みこども美術館デイ」により無料

※常設展もあわせてご覧いただけます。
※( )内は前売および20名以上の団体料金
※心身に障害のある方と付添者1名は無料

主催

美少女展青森実行委員会 (青森県立美術館、青森朝日放送株式会社、株式会社リンクステーション、公益社団法人青森県観光連盟)

協賛

ヤマトロジスティクス株式会社、青森オフセット印刷株式会社

協力

株式会社アートボックス、青い森鉄道株式会社

助成

一般財団法人地域創造

後援

株式会社デーリー東北新聞社、株式会社東奥日報社、毎日新聞青森支局、株式会社陸奥新報社、青森県教育委員会

企画

トリメガ研究所

お問合せ

美少女展青森実行委員会事務局 (青森県立美術館内)
青森県立美術館
〒038-0021 青森市安田字近野185
Tel:017-783-3000
FAX:017-783-5244

チケット販売

前売券発売所

ポみっと!チケット
チケットぴあ (Pコード 766-275)
ローソンチケット (Lコード 27518)

青森市:サンロード青森、さくら野百貨店青森店、成田本店しんまち店、リンクステーションホール青森、青森県立美術館ミュージアムショップ、青森県立美術館地下2階総合案内、青森市勤労者互助会、青森県観光物産館「アスパム」1階インフォメーション
弘前市:さくら野百貨店弘前店、紀伊國屋書店弘前店、弘前大学生活協同組合
五所川原市:ELMの街、太宰治記念館「斜陽館」
七戸町:鷹山宇一記念美術館
八戸市:さくら野百貨店八戸店、中合三春屋店、八戸ポータルミュージアムはっち

※発売期間 5月31日− 7月11日
※前売券で入場された方には美少女の美術史展オリジナルグッズ (非売品) を差し上げます。

展示内容

※展示内容は変わることがあります。
※作品は一部展示替えを行います。

セクション1:楽しんじゃおう!

「近世初期風俗画」からスタートしたと考えられる日本の美少女絵画。このセクションではその伝統を踏まえつつ少し目先を変えて、楽しく暮らしを謳歌する少女たちを描いた作品を紹介していきます。モダンガールあり、かわいらしく着飾った晴れの日の和装少女あり、お江戸のレジャーありという華やかな世界です。

Mr.
《Goin To A Go-go!!》
2014 (平成26) 年
©2014 Mr./Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.

橋本花乃
《七夕》
1930~31 (昭和5~6) 年頃
大阪新美術館建設準備室蔵

セクション2:アイドル&ヒロイン

多くの人が憧れや共感を寄せる物語のヒロインは、ビジュアル化の際にはたいてい美しく描かれます。言葉で紡がれた物語から想像をふくらませ、顔立ちや服装をどのように表現するか。そこには画家の美意識や、制作当時の流行が反映されます。

セクション3:うつくしきもの、それは少女。

このセクションでは、少女のあどけなさや無垢な美しさを描いた作品を集めました。あわせて、愛らしさを感じさせる造形についても考えてみます。緻密さ、重厚さといったリアリズム表現の対局にある、軽やかな表現にも注目しながら各作品をご覧ください。

橋本明治
《扇面古写経模写》
1927 (昭和2) 年
島根県立美術館蔵

松本かつぢ
《「少女の友」のカット》
1920~30年代 (昭和初期)
紙、インク・墨
弥生美術館蔵

セクション4:少女の一生

このセクションで紹介するのは、少女の遊びや家庭生活、学校生活を題材とした双六。いずれも明治末期から昭和初期にかけて発刊された少女雑誌の付録です。双六はポピュラーな玩具でもあり、時代時代の価値観を教えてくれる興味深い資料でもあります。

鏑木清方
《少女出世双六》
(巖谷小波案『少女世界』第3 巻第1 号付録)
1908 (明治41) 年
兵庫県立歴史博物館蔵

セクション5:ガールの誕生 少女文化・戦前編

階層としての少女を生んだのが学校制度だとすると、「少女とはどんなものか」という理念的、視覚的なイメージを形成したのは、1902年創刊の『少女界』にはじまり続々と刊行された少女雑誌でした。少女雑誌は少女小説や華やかなイラストによって少女に夢を届ける存在でもあり、また美しい少女、愛される少女になるための指南役でもありました。

高畠華宵
《楽しいハイキング》 (便箋表紙絵)
1920 ~ 30 年代 (昭和初期)
弥生美術館蔵

松本かつぢ
《小さいお姉さま》
1920 ~ 30 年代 (昭和初期)
弥生美術館蔵

セクション6:ガールの継承—少女文化・戦後篇

日本で脈々と培われてきた少女たちの文化。これまで見てきたとおり、それは明治時代末から昭和初期にかけての女学生文化を一つの頂点としていました。このセクションでは、戦後それがいかに引き継がれていったかを検討します。

内藤ルネ
《『ジュニアそれいゆ』第32号表紙絵
をモチーフにした内藤ルネによる後年の模写》
1960 (昭和35) 年
株式会社ルネ蔵 ©R.S.H/RUNE

水森亜土
イラスト
制作年不詳
劇団未来劇場蔵 ©ADO MIZUMORI

セクション7:お部屋で/お庭で

日本の絵画を振り返ってみると、室内や庭園を舞台にした作品に多く出会います。このセクションでは、そういった親密な空間に置かれた少女たちを取り上げます。

霜鳥之彦
《少女 (休憩) 》
1926 (大正15) 年
京都市美術館蔵

セクション8:音楽少女

「音楽と少女」という魅力的な取り合わせは美術の世界でも古くから取り上げられてきました。生活の中で音楽をたしなむ女性が多かったことに加え、古来、音楽は精神的なものと結びつけられて考えられる傾向もありました。このセクションでは、音楽と少女という結びつきがなぜわれわれを引きつけるのか、その問題について考えます。

橋本明治
《七五三》
1928 (昭和3) 年
島根県立美術館蔵

複数企業、アーティストによる「初音ミク」をモチーフとするインスタレーション作品 2014年 ill. by KEI ©CFM www.piapro.net 島根県立美術館蔵 piapro

セクション9:コスチュームプレイ

少女に限らず人物を描く際、どんな衣装を着せるかは作品を大きく左右するポイントです。なぜなら、人は着ているものによって身の上や性格までもが判断されてしまうからです。逆に言えば、装いの工夫次第で描く対象を様々に演出できるということになります。このセクションでは衣装によって演出された少女像を、扮装による遊び「コスチュームプレイ」に見立てて特集します。

鈴木春信
《見立寒山拾得》
1765 (明和2) 年
千葉市美術館蔵

長澤蘆雪
《大原女》
1793 (寛政5) 年頃
静岡県立美術館蔵

セクション10:駆け出す少女

元気な少女、強い少女、傷つきながら戦う少女のイメージは、現代日本の視覚文化に頻繁に現れます。そこには健気さ、秘めた力、優しさ、危うさなど、人々が少女に期待する様々なイメージが重ねられ、少年のヒーローよりも複雑な様相を呈しています。ここで紹介できるのはごく一部ですが、それぞれの時代の少女概念を打ち破った、尖端に立つ少女像をご覧いただきます。

手塚治虫
《「リボンの騎士」『なかよし』1964年6月号 ふろく表紙絵》
1964 (昭和39) 年
©手塚プロダクション

セクション11:魔法少女と変身願望

「魔法使い」は古来より神話や民話に登場する、魔法や妖術を使う超越的力を有する者たちのこと。「若い魔女」、すなわち「魔法少女 (魔女っ子) 」は現在、日本のアニメや漫画で欠かすことのできないキャラクターとして一大ジャンルを形成しています。

赤塚不二夫
《ひみつのアッコちゃん》 (『りぼん』1963 年3 月号扉原画)
1963 (昭和38) 年
株式会社フジオ・プロダクション蔵 ©フジオプロ

わたなべひろし、けいこ
《魔法のプリンセス ミンキーモモ》
(『マイアニメ』1985 年7 月号表紙)
1985 (昭和60) 年
株式会社プロダクション リード (旧 葦プロダクション) 蔵 ©PRODUCTION REED 1982

Production sketches by mebae
Background production by Kaikai Kiki Sapporo STUDIO PONCOTAN
©2012 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.

セクション12:クールビューティー

日本美術には女性を主題とした「美人画」とよばれるジャンルがあり、そのかなりの割合を若い未婚女性、すなわち少女の絵が占めています。
美人画にも時代による流行がありますが、ここでは様々な時代のクールビューティーな少女達の競演をご覧いただきます。

菊池契月
《少女》
1932 (昭和7) 年
京都市美術館蔵

セクション13:観用少女と、見つめ返す少女

「視線にさらされるオブジェとしての少女」と、「観者をきっと見つめ返す視線の強い少女」について紹介します。

四谷シモン
《Portrait d'une petite fille》
1982 (昭和57) 年
澁澤龍彦 (龍子) 氏蔵

谷口真人
《Untitled》
2014 (平成26) 年
個人蔵 撮影:木奥惠三
(c)Makoto Taniguchi Courtesy of NANZUKA

セクション14:真夏の夢

非現実的な空想のことを「白昼夢のようだ」と形容することがあります。非現実というのは、見慣れたものがすっかり様相を変えてしまう深夜の異世界よりも、日々の暮らしとのつながりが保たれているはずの白昼の現実世界にこそ、突如忍び込んでくるものなのかもしれません。そしてそんな異世界にあって、少女はトリックスターとして独自の存在感を発揮します。このセクションでは、そういったまさに白昼夢のような世界に生きる少女たちを描いた作品を集めています。

丸尾末広
《少女椿》
2009 (平成21) 年
スパンアートギャラリー蔵

松山賢
《いきものカード (クワガタ) 》
2007 (平成19) 年
個人蔵

セクション15:祈りと神秘

精神的・神秘的なものと少女とが結びつけられることはよくあります。こういった主題については民俗学や文学研究、あるいはより一般的な歴史学などの見地から多くの研究の蓄積があります。一種のヒーラー (癒す人) としての少女から、超越的な者と少女との交感を主題としたイメージなども多く描かれています。

東郷青児
《ナース像》
1974 (昭和49) 年
日本赤十字社蔵

有元利夫
《花吹》
1975 (昭和50) 年
三番町 小川美術館蔵

セクション16:少女の憂い

少女の姿に癒される人がいる一方で、当の少女たちは大人には分からない悩みを抱えています。少女雑誌の口絵や挿画に掲載された感傷的な少女像は、多くの少女たちの共感を集めました。一方、自らが少女であった女性作家たちは、少女の心に刻まれる複雑な陰影を形として表現しています。
展覧会の最後に「美少女」という言葉を跳ね返す、あるいは吸い込んでしまうような表現に触れて、「少女とは何か?」ということを、もう一度考えてみてください。

タカノ綾
《精霊船にのって》
2014 (平成26) 年
Courtesy Kaikai Kiki Gallery
©2014 Aya Takano/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.

唐仁原希
《優しさにさようなら》
2013 (平成25) 年
作家蔵

出品作家 (五十音順)

あ行

青島千穂、赤塚不二夫 (『ひみつのアッコちゃん』) 、浅井真紀、味戸ケイコ、吾妻ひでお (『ななこSOS』) 、有識、有島生馬、有元利夫、池田 (榊原) 蕉園、石黒賢一郎、イヂチアキコ、伊藤彦造、魚月、U35、N人、榎本千花俊、O JUN、ob、大嶋優木、岡田幽明、岡村政子、岡本大更、岡本光博

か行

梶田半古、加藤まさを、金陵、金子國義、鏑木清方、菊池華秋、菊池契月、喜多川歌麿、北沢映月、北野以悦、北野恒富、猫犬 (きめら) 、工藤麻紀子、熊澤未来子、黒田真徳 (マックスファクトリー) 、KEI、渓斎英泉、五代歌川国政、小館善四郎

さ行

桜文鳥、佐竹慎、島成園、志村貴子 (『青い花』) 、霜鳥之彦、シャイニングウィザード@沢近 (マックスファクトリー) 、松斎吟光、白瀧幾之助、ZiR、鈴木春信、須藤しげる

た行

高木葆翠、高木正勝、高田明美 (『魔法の天使クリィミーマミ』) 、タカノ綾、多田北烏、高橋しん (『最終兵器彼女』) 、高橋成薇、高橋真琴、高畠華宵、竹久夢二、太刀掛秀子、谷口真人、田渕由美子、玉城末一、智恵理、鳥文斎栄之、塚本茂、椿貞雄、手塚治虫 (『リボンの騎士』) 、鉄道むすめ(トミーテック)、東京モノノケ、東郷青児、唐仁原希、ともよしおっさん、鳥越タクミ

な行

内藤ルネ、中澤弘光、長沢蘆雪、永島信也、中原淳一、中村宏、ナナミ、丹羽阿樹子

は行

白熱灯、橋本花乃、橋本明治、長谷川利行、長谷川昇、複数企業・アーティストによる「初音ミク」をモチーフとするインスタレーション作品、林静一、pprてんと、蕗谷虹児、藤島武二、藤野一友、BOME、星野キソラ、本田庄太郎

ま行

前川千帆、牧野虎雄、町田隆要、松村綾子、松本かつぢ、松山賢、丸尾末広、Mr.、水森亜土、三谷十糸子、陸奥A子、村上隆、村田米四、村山加奈恵、森口裕二、MONQ

や行

矢崎千代二、山本昇雲、山本タカト、山本大貴、湯浅一郎、yuma、宵町めめ、由里本景子、吉井忠、吉田ドンドリアン、吉岡 (木谷) 千種、吉岡正人、四谷シモン

ら行

柳江、龍山、六治郎 (辻村聡志)

わ行

和田英作、わたなべひろし、けいこ (『魔法のプリンセス ミンキーモモ』)

関連企画

注目企画 展覧会オリジナルアニメーション上映

ロボットと美術〜機械×身体のビジュアルイメージ」展 (2010年) に続き、展覧会出品作の一つとして新作アニメーションを上映します。

アニメ《女生徒》
監督:塚原重義
朗読:遊佐未森
音楽:大口俊輔
協力:津島園子
企画:トリメガ研究所 (川西由里、工藤健志、村上敬)
2014年カラー・アニメーション作品 (約15分)

 

本アニメーションの原作は太宰治の小説「女生徒」。
同作は愛読者の少女の日記を下敷きに執筆された女性一人称小説で、1939年の雑誌「文学界」に発表されました。

ob公開制作

現代美術家のob氏によるライブペインティングイベント。会期中の約1ヶ月をかけて制作され、完成後は様々なイベントに活用する予定です。
日時:7月1日 (火) – 7月31日 (木)
会場:青森県立美術館1Fエントランスギャラリー
※鑑賞の際にチケットは不要です。

コスプレパフォーマンスステージ「6HP」

本展に展示される村上隆の「6HP」 (シックス・ハート・プリンセス) に関連したコスプレイヤーによる演劇、ダンス、ショーケースからなるパフォーマンスステージ。村上氏、mebae氏、乾たつみ氏、中川大地氏、美矢知子氏によるトークショーも開催します。
日時:7月12日 (土)
15:00 – 16:00 トークショー
16:00 – 17:00 パフォーマンスステージ
会場:展示室I
観覧料:無料 ※ただし展覧会チケットの半券提示が必要です。

ステージディレクター:乾たつみ(Cure)
監修:中川大地
キャラクターデザイン:mebae
原案&プロデュース:村上隆
制作:カイカイキキ
協力:Cure pixiv

トリメガ研究所トークショー:美少女って何?

本展の企画担当学芸員3名による、展覧会をめぐる放談。
日時:7月13日 (日) 13:30 – 15:00
会場:青森県立美術館ワークショップA
予約不要、聴講無料

こども美術館デイ 2014

期間:7月12日 – 9月7日
展覧会期間中は小中学生の観覧は無料となります。

展覧会を親子で楽しむギャラリーツアー

日時:8/2 (土) 、3 (日) 、9 (土) 、10 (日) 、16 (土) 、17 (日) 、23 (土) 、24 (日)
各日14:00 – 14:30
参加料:高校生以上は企画展観覧料
定員:各回とも小学生以上の親子15名 申込不要

関連ファイル