工藤甲人展 〜夢と覚醒のはざまに〜

2007年3月21日(水) ━ 4月11日(水)

企画展 終了
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工藤甲人展 〜夢と覚醒のはざまに〜

工藤甲人展 〜夢と覚醒のはざまに〜

弘前市出身の日本画家、工藤甲人 (1915-、くどう・こうじん) は、卒寿を超えてなお、精力的な制作活動を続け、現代の日本画界を代表する一人として活躍しています。
戦後、若い画家を中心に湧き起こった新しい日本画の創造を目指す活動に共感し、心象イメージを絵画世界に表す独特の作風を築き上げました。
本展では、1950年代の初期作品から現在に至るまでの工藤甲人の作品、併せて、ともに新たな表現の創造を目指した創造美術の作家たちの作品も展示し、夢幻の世界と現実の世界のはざまを漂う工藤甲人作品の魅力を探ります。
県立美術館が所蔵する作品を初め、日本各地から代表作を一堂に集め、創造美術、新制作協会、創画会といった美術団体を活動の基盤とした工藤甲人の仕事の足跡を辿る回顧展となります。

夢と覚醒 1971年

夢と覚醒 1971年

工藤甲人 (くどうこうじん) 略歴

工藤甲人 (くどうこうじん) 略歴

1915年 弘前生まれ
1934年 川端画学校日本画科入学
1951年 第1回新制作協会日本画部新作家賞
1956年 第6回新制作協会日本画部新作家賞
1964年 新制作協会日本画部 (現創画会) 会員
1988年 芸術選奨文部大臣賞
1989年 勲四等旭日小授章受章
1992年 毎日芸術賞受賞
1996年 弘前市名誉市民
同年、「渇仰する麦たち」大英博物館収蔵
現在創画会会員 東京芸術大学名誉教授 平塚市在住

開催概要

会期

2007年3月21日 (水・祝) – 5月6日 (日)

※2007年3月21日 – 3月31日の期間、青森駅から三内丸山遺跡 (県立美術館経由) 線臨時バスが運行されます。詳細はアクセスマップのページをご覧下さい。

アクセスマップ

休館日

4月9日 (月)

開館時間

9:30 – 17:00 (入場は16:30まで)

観覧料

一般:1,100円 (1,000円)
高大生 700円 (600円)
小中生 300円 (250円)

※( )内は前売券および20名以上の団体料金
※常設展示も同時に観覧できます。

併催事業

1.講演会
2.ワークショップ
3.ギャラリー・トーク 等

主催

工藤甲人展実行委員会
(青森県立美術館、東奥日報社、青森テレビ)

後援

NHK青森放送局、青森市、五所川原市

特別協賛

青森銀行

協賛

大和証券グループ、サントリー

特別協力

弘前市

協力

日本航空青森支店、ホテルJALシティ青森

お問合せ

青森県立美術館
住所 〒101-0063 青森市安田字近野185
TEL 017-783-5242 / 017-783-3000
E-mail bijutsukan@pref.aomori.lg.jp

チケット販売

チケット販売所

サークルKサンクス(サークルK:青森、秋田、岩手県内の各店舗 サンクス:東北各県、北海道央、道南地区の各店舗)、サンロード青森、イトーヨーカドー青森店・弘前店、成田本店新町支店Pax、さくら野百貨店青森店・弘前店・八戸店、三春屋、県内JTB及びJTBトラベランド、県内日本旅行、県内近畿日本ツーリスト、県庁生協・青森県民生協、弘大生協、青森市文化会館、立佞武多の館、板柳町ふるさとセンター、東奧日報社事業部・観光部、県内各支社支局、東奧日報社県内各販売店
青森県立美術館ミュージアムショップ

展示内容

1950年から2006年現在に至るまで、56年間の工藤甲人の仕事のほぼ全貌を紹介

工藤甲人が活動の舞台とした創造美術、新制作協会、創画会の各展覧会への出品作品をほぼ網羅

工藤甲人の戦後の再出発点となった第3回創造美術展の入選作『蓮』 (1950年) とともに吉岡堅二、福田豊四郎の創造美術展出品作品等も併せて展示

新しい日本画の創造をめざした「創造美術」を結成する原動力となった吉岡堅二 (1906 – 1990、東京生) 、工藤甲人の師でもあった福田豊四郎 (1904 – 1970、秋田県小坂町生) の作品展示

工藤甲人の知られざる創作過程を探る

制作記録、下図等も併せて展示

北海のアフロディーテ 1990年

明・暗 1960年

秋の蝶 1966年