ワークショップ「ねぶたの色と技法を体験!ランプシェードを作ろう」
板画家・棟方志功にとって、ねぶたは幼い頃の自分に「絵を描けと教えてくれた」存在であり、「絶対まじりけのないわたくしの色彩」であるねぶたの色は、自身の色使いの根本となりました。
今回は、竹浪比呂央さん、手塚茂樹さん、野村昂史さんを講師にお迎えし、棟方が愛したねぶたの色について教えていただきながら、実際に和紙に塗って体験するワークショップです。まずは和紙にロウで模様を書いてから色を塗り、和紙を筒状に丸めてランプシェードに仕立てます。ねぶたの制作技法や歴史についても体験を通して楽しく学べます。

講師
竹浪比呂央
1959年、青森県西津軽郡木造町(現つがる市)生まれ。1989年、大型ねぶた制作デビュー。2010年、竹浪比呂央ねぶた研究所設立。2020年、戦後初となる青森ねぶた祭の中止を受けて《鍾馗百図屏風》を制作(青森県立美術館蔵)。2023年、第7代ねぶた名人認定。同年より青森公立大学非常勤講師。青森ねぶたの創作と研究を主としながら、「紙と灯りの造形」 としてのねぶたの新たな可能性を追求し続けている。
手塚茂樹
1975年、青森市に生まれる。1980年、佐藤伝蔵氏(第3代名人)のねぶたを見て感銘を受ける。高校時代、千葉作龍氏(第5代名人)の講演を聞いて触発され、ねぶた制作の道へ。高校卒業後は市内の印刷会社に勤務する傍ら、ねぶた制作に取り組み、2001年から竹浪比呂央に師事。2006年から2013年まで浅虫温泉のねぶたを制作。2014年、大型ねぶたデビュー。2018年、ホテル雅叙園東京「和のあかり×百段階段」展示オブジェ「竹取物語」制作。
野村昂史
1975年、青森県五所川原市生まれ。2003年、スタッフとして竹浪比呂央ねぶた制作に参加。2010年、竹浪比呂央ねぶた研究所に研究生として入所、竹浪比呂央に師事。2014年から2016年まで浅虫温泉のねぶたを制作。2023年、大型ねぶたデビュー。同年《大日大聖不動明王》で優秀制作者賞を受賞。
開催概要
日時
10月19日(日)13:30~ 90分程度
会場
青森県立美術館地下一階ワークショップA
参加料
無料
※要コレクション展チケット
定員
先着20名
対象
中学生以上
申込方法
お電話でお申し込みください。
青森県立美術館
TEL:017-783-3000(9:30~17:00受付)
※汚れても良い服装でご参加ください。