青森県立美術館 映画上映会 2025
「”熱中する人々”への人生讃歌」

2025年11月15日(土) ━ 11月16日(日)

映画 開催予定
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青森県立美術館 映画上映会 2025<br/>「”熱中する人々”への人生讃歌」

青森県立美術館 映画上映会 2025
「”熱中する人々”への人生讃歌」

優秀映画鑑賞推進事業
青森県立美術館では、11月15日・土曜日と16日・日曜日の2日間にわたり、人生の様々なステージで“熱中する人々”への人生讃歌といえる名作4本をシアターで上映します。
11月15日・土曜日は、午前10時から「Shall we ダンス?」を、13時から「がんばっていきまっしょい」の2本を上映します。
11月16日・日曜日は、午前10時から「死に花」を、13時から「キツツキと雨」の2本を上映します。
各日1,000円で2本ずつ鑑賞いただけます。
[Day1-1] Shall we ダンス?

[Day1-1] Shall we ダンス?

1996年 大映=日本テレビ放送網=博報堂=日本出版販売

原案・脚本・監督/周防正行

【出演者】

役所広司

草刈民代

竹中直人 他

[Day1-2]がんばっていきまっしょい

[Day1-2]がんばっていきまっしょい

1998年 フジテレビジョン=ポニーキャニオン=アルタミラピクチャーズ

原作/敷村良子

脚本・監督/磯村一路

【出演者】

田中麗奈

清水真実

中嶋朋子 他

[Day2-1] 死に花

[Day2-1] 死に花

2004年 「死に花」製作委員会

原作/太田蘭三

脚本/小林弘利

脚本・監督/犬童一心

【出演者】

山崎 努

宇津井 健

青島幸男

谷 啓

松原 智恵子  他

[Day2-2] キツツキと雨 

[Day2-2] キツツキと雨 

2011年 「キツツキと雨」製作委員会

脚本/守屋文雄

脚本・監督/沖田修一

【出演者】

役所 広司

小栗 旬

高良 健吾

山崎 努  他

開催概要

日時

Day1 令和7年11月15日(土)

10:00~ 「Shall we ダンス?」

13:00~ 「がんばっていきまっしょい」

 

Day2 令和7年11月16日(日)

10:00~ 「死に花」

13:00~ 「キツツキと雨」

 

※各日受付・開場 9:30

会場

青森県立美術館シアター(青森市安田字近野185)

主催

青森県立美術館パフォーミングアーツ推進実行委員会、青森県立美術館、国立映画アーカイブ

特別協力

文化庁、一般社団法人日本映画製作者連盟、全国興行生活衛生同業組合連合会、松竹株式会社、東宝株式会社、東映株式会社、株式会社KADOKAWA

上映に関するお問合せ

青森県立美術館パフォーミングアーツ推進実行委員会事務局

〒038-0021 青森市安田字近野185(青森県立美術館内)

TEL:017-783-3000(直通、平日9:00~17:00)

FAX:017-783-5244

E-mail:eiga@aomori-museum.jp

チケット販売

料金

1日券:1,000円(全席自由、税込)

電話又はメール等での取り置き

電話・メール・Webフォームのいずれかの方法で➀お名前、②観覧希望日、③人数、④代表者連絡先をお知らせください。

※お支払いは、当日受付での現金払いのみとなります。

TEL.017-783-3000(受付時間・平日 9:00~17:00)

E-Mail:eiga@aomori-museum.jp

Webフォーム

当日券 ※先着順

当日、シアター前受付で購入(現金のみ)

ご注意

・上映中の撮影および録音は禁止とさせていただきます。

・車椅子で観覧される方は事務局にお知らせください。

作品内容

Shall we ダンス?

1996年 大映=日本テレビ放送網=博報堂=日本出版販売

(カラー/アメリカン・ビスタ/ ドルビーSR /136分)

 

スタッフ

原案・脚本・監督:周防正行/撮影:栢野直樹/照明:長田達也/録音:米山靖/音楽:周防義和/美術:部谷京子

 

出演者

役所広司、草刈民代、竹中直人、渡辺えり子、徳井優、田口浩正、草村礼子、原日出子、中村綾乃、西野まり

 

『ファンシイダンス』(1989)で成人映画から一般映画に進出した周防正行監督の代表作の1本で、社交ダンスブームまで巻き起こした大ヒットコメディ。郊外にマイホームを買った平凡なサラリーマンが、通勤電車から見かけた社交ダンス教室の女性に惹かれて妻子に内緒で教室に通ううち、社交ダンスにのめり込み、仲間とともに成長していく様を軽妙に描く。主人公の誠実な中年男を役所広司が魅力的に演じ、ヒロインの草刈民代、竹中直人、渡辺えり子、田口浩正、徳井優らが、それぞれ心の傷を秘めながらダンスに取り組む個性的な仲間を演じて脇を固めた。綿密な調査で知られる周防作品ならではの社交ダンスとダンスを愛する人々の魅力が存分に描かれ、「キネマ旬報」ベストテン第1位のほか、同年の各映画賞を独占し、監督の評価を不動のものとした。

がんばっていきまっしょい

1998年 フジテレビジョン=ポニーキャニオン=アルタミラピクチャーズ

(カラー/アメリカン・ビスタ/ ドルビーSR / 119分)

 

スタッフ

原作:敷村良子/脚本・監督:磯村一路/撮影:長田勇市/照明:豊見山明長/録音:郡弘道/音楽:Lee-tzsche with penguins/美術:磯田典宏

 

出演者

田中麗奈、清水真実、葵若菜、真野きりな、久積絵夢、松尾政寿、中嶋朋子、白竜、森山良子、松尾れい子、桜むつ子、有薗芳記、大杉漣、徳井優

 

1970年代の四国・松山の高校を舞台に、女子ボート部を立ち上げ、ボートに打ち込んでいく女子高校生の青春を瑞々しく描いた作品。原作は、第4回坊ちゃん文学賞を受賞した敷村良子の同名小説で、脚本・監督の磯村一路は、 80年代に周防正行らとともに成人映画の脚本、監督として活動後に一般映画へ進出し、本作で「キネマ旬報」ベストテン第3位、文化庁芸術選奨文部大臣新人賞など多数の映画賞を受賞。主人公を演じた田中麗奈は同年の新人賞を総ナメにした。愛媛県でのオールロケを活かした長田勇市の撮影が、春夏秋冬の松山の町並みや風土、陽光に輝く今治の海岸の静謐な美しさを見事に捉えている。ひたすらボートに打ち込み、成長していく少女たちの純朴な美しさと強いまなざしが、主題歌とともに胸に沁みいる感動作。

死に花

2004年 「死に花」製作委員会

(カラー/アメリカン・ビスタ/ ドルビーデジタル /120分)

 

スタッフ

原作:太田蘭三/脚本:小林弘利/脚本・監督:犬童一心/撮影:栢野直樹/照明:磯野雅宏/録音:浦田和治/音楽:  周防義和/美術:磯田典宏

 

出演者

山崎努、宇津井健、青島幸男、谷啓、長門勇、藤岡琢也、松原智恵子、星野真里、加藤治子、森繁久彌、小林亜星、吉村実子、ミッキー・カーチス、白川和子、高橋昌也、岩松了、土屋久美子

 

自主映画出身の犬童一心監督は、CMディレクターで成功を収めた後、主演の妻夫木聡と池脇千鶴が数々の賞を受賞した『ジョゼと虎と魚たち』(2003)で大きな注目を集めた。その翌年に製作された本作は、東京郊外の超高級老人ホームで優雅な余生を過ごす老人たちが、これまでとこれからの人生をみつめ、社会に一矢を報いる金庫破りに全身全霊で挑む痛快なエンターテインメント。いつまでも“枯れない”パワーと自由な心を持った魅力的な高齢者を、山崎努、宇津井健、青島幸男、谷啓、長門勇、藤岡琢也、松原智恵子が、往年のキャラクターを活かして颯爽と演じており、高齢化社会が抱えるさまざまな課題を提示しながらも、見る者に元気を与える作品となっている。青島幸男、藤岡琢也、森繁久彌の遺作ともなった。

キツツキと雨

2011年 「キツツキと雨」製作委員会

(カラー/アメリカン・ビスタ/ ドルビーデジタル /128分)

 

スタッフ

脚本:守屋文雄/脚本・監督:沖田修一/撮影:月永雄太/照明:高坂俊秀/録音:岩丸恒/音楽:omu-tone/美術:安宅紀史

 

出演者

役所広司、小栗旬、高良健吾、臼田あさ美、古舘寛治、嶋田久作、平田満、伊武雅刀、高橋努、山﨑努

 

商業映画デビュー作の『南極料理人』(2009)で数々の賞を受賞した沖田修一監督の第2作。映画の撮影現場を舞台に、山間の村に突然現れた撮影隊とロケ地の人々との交流を軽妙に描いた心温まるコメディ。妻を亡くし、地元の林業で暮らす無骨な中年男が、ひょんなことからゾンビ映画の撮影に巻き込まれ、息子と同じ名前の気の弱い新人監督と交流するうち、スタッフの一員のように撮影に参加していく。監督も次第に演出力を発揮し、スタッフと村が一体となって映画作りに盛り上がっていく…。チェーンソーで木を切り倒すなど林業従事者の日常をリアルに演じた役所広司と、監督役の小栗旬との軽やかなコンビを中心に、古舘寛治、嶋田久作、伊武雅刀らが脇を固め、ベテラン俳優に扮した山﨑努が存在感を発揮。第24回東京国際映画祭審査員特別賞を受賞。

関連ファイル