棟方志功没後50年記念展「青森の子 世界のムナカタ」
2025(令和7)年は世界的板画家棟方志功没後50年の節目にあたります。1903(明治36)年に青森市に生まれた棟方は、はじめ油絵画家を志すも後に版画に転向。日本の伝統を踏まえた題材や装飾的な表現で独自の板画の道を切り開き、戦後は国際美術展での輝かしい受賞や海外での活躍によって、「世界のムナカタ」として広く知られるようになりました。一方、幼い頃から親しんだ青森の自然、ねぶたや凧絵といった故郷の風物を題材にした作品や、自らを「青森の子」と称した作品に象徴されるように、人一倍強い郷土愛の持ち主でもありました。
青森市教育委員会、青森県立美術館、一般財団法人棟方志功記念館が協力し開催する本展では、市内各所で所蔵する通常一般公開していない作品や、青森県立郷土館が所蔵する資料などをとおして、画伯の原点であり生涯愛したふるさと青森の魅力をたっぷりとお伝えするとともに、青森市名誉市民第一号である画伯の功績を改めて顕彰し、次代を担う子どもたちの育成と郷土の文化芸術の継承・発展につなげていくことを目指します。
開催概要
会場
青森県立美術館
会期
2025年7月19日(土) ~11月3日(月・祝)
休館日
2025年7月28日(月)、8月12日(火)、8月25日(月)、9月8日(月)、9月22日(月)、10月14日(火)、10月15日(水)、10月16日(木)、10月27日(月)
開館時間
9:30-17:00(展示室への入場は16:30まで)
主催
棟方志功没後50年記念展実行委員会
(青森市教育委員会、青森県立美術館、一般財団法人棟方志功記念館)
後援
青森県教育委員会、東奥日報社、陸奥新報社、デーリー東北新聞社、河北新報社、朝日新聞青森総局、毎日新聞社青森支局、読売新聞青森支局、産経新聞青森支局、NHK青森放送局、青森放送、青森テレビ、青森朝日放送、青森ケーブルテレビ、エフエム青森
協力
青森県立郷土館
チケット販売
青森県立美術館コレクション展観覧料
一般:700(560)円 大学生:400(320)円 18歳以下及び高校生:無料
※( )は20名以上の団体料金
※心身に障がいのある方と付添者1名は無料
展示内容

青森の子紋 大皿
陶器 1953年
青森県立美術館蔵

飛神の柵(御志羅の柵)
板画 1968年
棟方志功記念館蔵

青森景勝之処大観之図
倭画 1970年
青森地方裁判所蔵