棟方志功生誕記念 Munakata Night 2024
9月5日の棟方志功の誕生日を記念し、ナイト・ミュージアムとギャラリー・コンサートによるMunakata Night 2024を開催します。
〇ナイトミュージアム
2024年9月5日(木) 開館を17:00から20:00まで延長します。
〇夜間開館場所
・コレクション展展示室※
・かさなりとまじわり展展示スペース
・鴻池朋子展
※夜間開館時は、あおもり犬連絡通路、カフェ、ショップはご利用になれません。
また、夜間のアレコ特別鑑賞プログラムは行いません。
〇ギャラリー・コンサート
ソプラノ・コンサート《棟方志功の世界》
棟方志功は音楽を愛し、「いつか誰かに弾いてもらえる日」を楽しみに、自宅にスタインウェイのグランドピアノを据えていました。生誕121年目の今夜、奈良から中川令子氏をお招きし、そのピアノの音色にのせて麗しい歌声を響かせて頂きます。棟方の孫である石井頼子氏のトークとともに棟方が作詞した曲や棟方の生涯を讃えた楽曲をお楽しみ下さい。
■会場
県立美術館 棟方志功展示室
※前日の9月4日13時~17時の間、棟方志功展示室でコンサートに使用する棟方志功旧蔵のピアノの調律を行うため、展示室内でピアノの音が聞こえることがありますので、ご協力くださりますようお願いいたします。
■時間
18:00開場 18:15開演(作品は開場前もご覧になれます)
■料金
無料(コレクション展の入場券が必要。)
■定員: 40名程度 先着順(事前申込不要)
■プログラム
◆第一部:棟方志功と音楽について 石井頼子
◆第二部:ソプラノコンサート
ソプラノ歌唱 中川令子 ピアノ伴奏 坂本玲子
1 開闢(かいびゃく) 作詞 棟方志功・作曲 相馬貞三
2 八甲田山の歌 作詞 棟方志功・作曲 陸奥 明
3 桑山も 作詞 棟方志功・作曲 黒坂富治
4 志功さんの夢 作詞・作曲 小倉尚継
5 混声合唱組曲「志功ひとすじ道」より おもだかの花/大和し美し(やまとしうるわし) 作詞・作曲 小倉尚継
■作詞・作曲者 プロフィール
棟方志功:1903-1975 青森県青森市生まれ 版画家
文学にも優れ、俳句詩歌随筆等も数多い。
相馬貞三:1908-1984 青森県弘前市生まれ 思想家
青森県の民藝運動を牽引。棟方志功の親友。
陸奥 明:1895-1971 青森県十和田市生まれ 作曲家
歌手から転向。代表作「月がとっても青いから」
黒坂富治:1911-1994 富山県朝日町生まれ 富山大学教授
県内の民謡や童歌等を研究。多くの校歌を作曲。
小倉尚継:1935年 青森県青森市生まれ 作曲家・指導者
弘前大学卒業後音楽教師として合唱指導に邁進。
青森に愛着を込めた合唱曲は300曲を超える。
■演奏者プロフィール
中川令子(ソプラノ)
群馬県前橋市出身。奈良県大和高田市在住。東邦音楽大学声楽科卒業。アジアクラシックコンサート全部門で最優秀賞受賞。他国際コンクール入賞。関西二期会正会員。橿原音楽協会、桜井音楽協会会員。奈良県音楽芸術協会会員。歌曲研究会「ソワレの会」会員。女声合唱団「高田ハーモニー」、混声合唱団「コーロ・クオーレ」指揮・指導。オペラ歌手、ソリスト、合唱指導者として幅広く活躍。
坂本玲子(ピアノ)
青森県八戸市生まれ。青森市在住。河合音楽学園音楽科教育専攻卒。カワイ音楽教室講師を経て、2005年青森市戸山に「さかもとピアノ教室」を開設。モルトン迎賓館青森チャペルオルガニスト。青森市立造道中学校合唱部伴奏者。カワイ音楽教育研究会会員。グレンツェンピアノ研究会会員。
石井頼子(棟方志功研究家)
1956年、棟方志功の長女・けようの長女として東京都に生まれる。慶應義塾大学卒業後、2011年の閉館まで棟方板画美術館に学芸員として勤務。展覧会監修や執筆活動、講演などを通じ、知られざる棟方の紹介に努めている。2023年の「生誕120年棟方志功展 メイキング・オブ・ムナカタ」に学術協力。