AOMORI GOKAN アートフェス 2024
【メイン企画】 かさなりとまじわり
この度、青森県内にある現代美術を楽しめる5つの美術館・アートセンター(青森県立美術館、青森公立大学国際芸術センター青森、弘前れんが倉庫美術館、八戸市美術館、十和田市現代美術館)を中心に2024年4月13日(土)から9月1日(日)まで「AOMORI GOKAN アートフェス」を初開催します。2020年よりこれら5館が連携し、県民や観光客が青森のアート体験と共に、地域の周遊を喚起する「5館が五感を刺激する―AOMORI GOKAN」プロジェクトを発信してきましたが、いよいよそれぞれの館の特徴を活かした多様なプログラムを企画する新しい形のアートフェスが始動します。最大の特徴は展覧会やプロジェクト、パフォーマンスなど、この地に根差して活動する各館のキュレーターが協働で実施するもので、2024年度のテーマは「つらなりのはらっぱ」に決定。アートを起点に県内各地域にある自然や食、建築など豊かな文化に触れることを通じて、青森の魅力を発見する機会となります。
<2024年度テーマ「つらなりのはらっぱ」について>
「はらっぱ」と聞いて思い浮かべる風景は人それぞれ違うように、青森には「はらっぱ」にたとえられる、個性豊かな5つの現代美術を扱う館が揃っています。「はらっぱ」は目的をもって行くところではなく、訪れることでなにかに出会い、なにかが起こる、特別だけれど日常とも地続きの場所です。そこは、訪れては去っていく人間、動物、植物などの訪問者たちが関係する境界上に位置し、日々思い思いの活動が繰り広げられる場とも言えます。本テーマには、5つの美術館やアートセンターがまさに「はらっぱ」のように機能し、それぞれの個性的な活動のつらなりから新たな関係性が紡がれていくようにとの想いが込められています。5館それぞれの「つらなりのはらっぱ」をとおして、これまでにない風景がいま、ここに立ち上がることを目指します。
青森県立美術館 メイン企画
かさなりとまじわり
青森県立美術館を設計した青木淳氏が提唱した「原っぱ」論を援用し、展示室のみならず、コミュニティギャラリーやワークショップエリア、屋外ヤードなども展示やプロジェクトに活用。展示室を含めた諸室をそれぞれの「原っぱ」に見立て、館内外の至るところでアートを発見、鑑賞、体験できる場を設けることで、美術館全体に大きな「つらなり」を生み出していきます。「展示室で展覧会を見て、ショップやカフェに立ち寄って帰る」だけでなく、県立美術館というひとつの街を自由に散策しながら、建築×アートの魅力を美術館全体から体感いただけます。
テーマは「かさなりとまじわり」。美術館を構成する特徴的な各空間が「かさなり」、いくつかのコンセプトに沿って作品がインストールされることで、青森の自然と人間の「まじわり」、死んだものと生きているものの「まじわり」、現代社会のありようとこれから未来を切り拓いていく人たちとの「まじわり」の諸相を浮かび上がらせていきます。三内丸山遺跡に着想を得た美術館の施設内外を往還しながら、縄文からつらなる長い時間の中で堆積してきた青森の文化芸術のエネルギーを引き出し、豊かな青い森の生態系のように展示空間を連鎖、循環させることで、未来を切り開くための新しい活力を美術館全体に充満させる試みです。
開催概要
会期
2024年4月13日(土)~9月29日(日)
休館日
第2・第4月曜日および5月14日(火)、15日(水)、6月24日(月)~7月5日(金)
会場
コミュニティギャラリー、エントランスギャラリー、コミュニティホール、ワークショップエリア及び野外
観覧料
一般900円(700円)、高大生500円(400円)、小中学生100円(80円)
※コレクション展とセット料金
※( )は20名以上の団体料金
※心身に障がいのある方と付添者1名は無料
主催
かさなりとまじわり展実行委員会(青森県立美術館、青森県観光国際交流機構)
お問い合わせ
かさなりとまじわり展実行委員会事務局(青森県立美術館内)
〒038-0021 青森市安田字近野185 Tel.017-783-3000
展示内容
展示内容と参加作家
〇館内外各所
りんご箱を活用したオブジェによって新たな空間が館内外に生み出されます。この「小さな原っぱ」はフェス期間中、様々な用途に活用されます。
参加作家:青木 淳
1956年神奈川県生まれ。東京大学工学部建築学修士修了。磯崎新アトリエ勤務を経て、1991年に独立し、青木淳建築計画事務所(現在はASに改組)を設立。主な作品に、遊水館、潟博物館(1997年)、Louis Vuitton Omotesando(2002年)、青森県立美術館(2006年)、京都市美術館リニューアル(西澤徹夫との共主、2019年)など。主な著書に『JUN AOKI COMPLETE WORKS』(1・2・3巻 / LIXL出版)、『原っぱと遊園地』(1・2巻 / 王国社)など。2004年に芸術選奨文部科学大臣新人賞、2020年に毎日芸術賞を受賞。2019年4月より東京藝術大学美術学部建築科/大学院美術研究科建築専攻教授(2024年3月まで)。現在、京都市美術館(通称:京都市京セラ美術館)館長も務めている。
〇エントランスギャラリー
「かさなりとまじわり」のテーマを象徴する作品が展示されます。
参加作家:井田大介
1987年鳥取県生まれ。2015年東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。彫刻という表現形式を問いながら、彫刻・映像・3DCGなど多様なメディアを用いて、目には見えない現代の社会の構造やそこで生きる人々の意識や欲望を視覚化している。2016年からは、世界中の人々がインターネット上にアップロードしている匿名的な画像を素材として、インターネット以降のモノや身体のあり方を彫刻する「Photo Sculpture」を継続的に制作している。
〇コミュニティギャラリー
世界的に活躍した2人の作家の、青森との関連性をベースとし、家族のつながりや影響を受けた作家など、時間と空間と人の「かさなり」、「まじわり」のインスタレーションを構築します。
参加作家:原口典之
1946年、神奈川県生まれ。1970年、日本大学芸術学部美術学科卒業 (油画専攻)。主な展覧会に、「ドクメンタ6」(カッセル、ドイツ、1977年)、「NORIYUKI HARAGUCHI」(レンバッハハウス市立美術館、ミュンヘン、2001年)、「黒の方形-マレービッチへのオマージュ」(ハンブルガークンストハーレ、ハンブルグ、2007年)、「社会と物質」(バンクアートスタジオNYK、2009年)、「TOKYO 1955–1970:新しい前衛」(ニューヨーク近代美術館、2012年)2020年、死去。
参加作家:吉田克朗
1943年、埼玉県生まれ。1968年、多摩美術大学絵画科卒業。1968年から70年代にかけて、「もの派」の中心作家として《Cut-off》シリーズをはじめとする物性の強い立体作品を制作。1970年に第1回ソウル国際版画ビエンナーレで大賞受賞。1973年、文化庁海外芸術研究生として渡英。主なグループ展に、「前衛芸術の日本展」に出品(ポンピドゥーセンター/パリ、1986年)、「今日の作家たちⅣ 山本正道・吉田克朗」(神奈川県近代美術館、1992年)など。1969年から風景や人物のスナップ写真を使ったシルクスクリーン(後にフォトエッチング)による版画の制作を始め、1992年に三戸町立現代版画研究所(現・三戸町立版画工房)の設立にも尽力した。1999年、死去。
参加作家:吉田榘子
1944年、東京都生まれ。父は青森ゆかりの作家、今日出海(1903-1984)。1967年、多摩美術大学油絵科卒業。1968年に初個展開催(村松画廊、東京)。1971年に吉田克朗と結婚。1999 グループ展(坂倉準三メモリアル・ギャラリー・東京)以後毎年12月に開催 2003年にFrans Masereel Centrum, Bergiumにてレジデンス(リトグラフ制作)。主なグループ展に、「芸術家の妻たち」(カスヤの森現代美術館/横須賀、2005年)、 「Inde House こころみの展覧会」(Inde House 印出邸/茨城県古河、2005年)、2006年に青森市で個展「吉田榘子の世界」(西衡器オープンスペース ゼフィルス)を開催した。2018年、死去。
特別展示:三戸町立版画工房(旧三戸町立現代版画研究所)
三戸町立現代版画研究所は、巨大なシルクスクリーン印刷機やプレス機などの機材や大型の作業机を備え、シルクスクリーン、銅板、木版、リトグラフ等の基本版種のすべてが制作可能、さらには保管庫や多目的に使える和室などを備えた版画工房として1992年8月に開館した。設計は三戸町出身の建築家小井田康和の設計によるもので、小井田の推薦で吉田克朗も設立準備に参加している。美大生など若い作家が、充実した環境のもとで自らのクリエイティビティを最大限に発揮して作品が制作できる国内でも稀有な施設で、町民がレジデンス作家と交流して版画を制作できるようなプログラムも設けられていた。延べ200名を越える作家がレジデンスし、ここで制作された作品はエディションという版画の特性を活かして各1点が町へ寄贈され、そのコレクションは現在も役場をはじめとする町内の各施設で公開されている。三戸町の文化発信拠点として整備され、「版画の町三戸」をアピールしていく、その構想には吉田が滞在したロンドンのプリントワークショップでの経験が大きく活かされていると言えよう。
展示作家:中林忠良、野田哲也、池田良二、木村希八、河口 聖、斉藤喜一、清野耕一、石黒隆宗、小野崎拓哉、上田靖之、佐竹邦子 鈴木吐志哉、大下百華、中藤文彦
梅村由美、仰木香苗、小保方祥子、中根幹雄、市川佳孝、山口純寛、坂田あづみ、岡谷敦夫、小井田由貴、大岩オスカール、長島 充
参加作家:大森裕美子
東京都生まれ。1990年、東京芸術大学大学院美術研究科修士課程修了。出会った物質に対する自身のまなざしの在り方を考察してゆく姿勢で、さまざまな素材による立体、ドローイング、写真、テキストワークなどによるインスタレーションや郵送作品を展開している。主な展覧会に、「展翅考 」( ギャラリー現、1989年)、「21世紀・的 空間ー現代美術と民俗的空間の出会い」(セゾン美術館、1994年)、「美術と博物展ー自然の形態と神秘」(福井県立美術館、1994年)「美術家の冒険ー多面化する表現と手法」(国立国際美術館、1996年)、「現代アートが開く「私」の世界 水晶の塔をさがして」(福岡市美術館、2000年)、「WORK SHOP いいものいいこと」(東京都現代美術館、2006年)、「自然と幻想の博物誌」(豊橋市美術博物館、2012年)、「коллаж и рисование」(サイギャラリー、2022年)などがある。
参加作家:大森記詩
1990年東京都生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科 美術専攻 彫刻研究領域 博士後期課程 修了。主に断片性を有する素材に着目しながら、物体や事象のスケール感に対するルーツや変性をテーマにした彫刻作品を制作。模型誌メディアでもSFメカニックの造形連載を担当するなどシームレスに活動している。主な個展に「CASE RED(ギャラリー現、2014年)、「MIXINGSCAPE」 (ギャラリーHIROUMI、2023年)、「DENATURE」(ギャラリー小暮、2023年)など。主なグループ展に、「ラブラブショー2」 (青森県立美術館、2017年)、「生誕100年|ロボットと芸術 〜越境するヒューマノイド〜」(苫小牧市美術博物館、2020年)「Public Device – 彫刻の象徴性と 恒久性」(東京藝術大学美術館 陳列館、2020年)、「青秀祐 × 大森記詩 ARMORY SHOW – SITE A : Damage Control」(青森県立美術館、2023年)などがある。
参加作家:吉田有紀
1971年、神奈川県生まれ。1997年、多摩美術大学大学院美術研究科修了。1996年、「フィリップ・モリスアートアワード1996」入選。2000年、第11回五島記念文化賞美術新人賞受賞(研修先ロンドン UCL Slade School of Fine Art)。eitoeiko (2010年、2013年、2015年、2020年) 、カスヤの森現代美術館 (2010年) 、Fei artmuseum Yokohama (2020年)等で個展を開催。主なグループ展に「MOTアニュアル No Boder-「日本画」から/「日本画」へ」(東京都現代美術館、2006年)、「五島記念文化賞成果発表展 -Groove-」(アートフロントギャラリー/東京、2006年)などがある。パレスホテル東京、星のやリゾート、ヒルトン横浜、丸の内ホテルなど、パブリックアートも多数手がけている。
参加作家:青秀祐
1981年茨城県生まれ。2004 年多摩美術大学美術学部絵画学科日本画専攻卒業。元自衛官パイロットを父に持ち、幼少の頃より飛行機への憧れを抱く。「PAX-4」展(2010年)より、戦闘機をモチーフとした様々なインスタレーションを展開している。主な個展に、「TRIAL」(航空科学博物館/千葉、2011年)、「マルチロール・ファイター」(eitoeiko/東京、2011年)、主なグループ展に「Gateway Japan」(トーランス市美術館/カリフォルニア州トーランス、2011年)、「Art and Air」(青森県立美術館、2012年)、「プレイヤーズ遊びからはじまるアート」(アーツ前橋、2014年)、「META real」(神奈川県民ホールギャラリー、2016年)、「富野由悠季の世界」(青森県立美術館、2021年)などがある。
〇コミュニティホール
仮想の展示空間にアートフェスを観覧した人々の記録や思い出が蓄積され、来館者と共有されていきます。
★写真を大募集
アートフェスをご覧いただいた方々の青森旅の記録を募集しております。フェスの思い出だけでなく、旅の前後の記録や、旅の道中で気になった風景、おいしかった食べ物、気になったもの等の写真を下記URLから投稿してください。仮想の展示空間(《a day before art》)の中でにみなさまの写真が「作品」として展示されます。
※注意事項
・仮想空間に展示される写真は一定の期間で更新されていきます。会期中、常時展示されるわけではありませんのでご注意ください。
・ご自身が著作権を持つ写真のみを投稿してください。
・わいせつな表現、公序良俗に反するおそれのある写真の投稿はご遠慮ください。
・営利目的、広告目的の写真投稿もご遠慮ください。
・注意事項に違反する画像は、投稿を頂いた場合であっても、削除される可能性があります。
・収集された情報は、《a day before art》の作品生成にのみ用い、展示会期終了後に削除されます。
・一度投稿した画像の削除を依頼したい場合には、support@virtualion.co.jp 宛てにその旨をご連絡ください。
注:画像投稿時に削除用パスワードを記載いただきます。そちらをお忘れの場合には、対応ができない場合がありますのでご注意ください。
写真投稿URL https://forms.gle/gUmTrtynxYvTWVkLA (投稿可能日:2024年3月20日~9月30日)
参加作家:Virtualion
バーチャリオンは、コロナ禍の只中に、大阪大学の大学院生であった五十里翔吾が、自身の所属していた美術部の展覧会をオンライン開催するために開発した技術を基に設立したユニットである。バーチャル空間でアートを美しく見せる技術を追求するとともに、「AIによる展覧会の自動生成」というプロジェクトにも取り組んでいるが、今回のプロジェクトではこの技術を「ミュージアムに来た体験が展覧会になる」というテーマへと展開させていく。
〇ワークショップエリア
青森県ゆかりの若手作家のリレー個展+ワークショップ等のイベントを開催します。
会期1:4月13日(土)~5月12日(日)
吉田謙也個展「ガラスと」
イベント:4月13日10時~11時 ギャラリートーク
1994年、青森県生まれ。2017年、多摩美術大学工芸学科ガラスコース卒業。2019年、富山ガラス造形研究所研究科卒業。2019年、Corning museum of glassで 3ヶ月のインターンシップ。2022年、多摩美術大学非常勤嘱託。2024年、東京藝術大学大学院修士課程工芸学科ガラス造形研究室修了。 個展に、「ガラス/光/影」 (Gally DiEGO、2023年)、「実状の引用」 (新宿高島屋、2023年)、グループ展として、青森戸山高校美術科有志展「そのごの美術科6」(協同組合タッケン美術展示館/青森市、2022年)、「素材から始まる地球の循環」 (Samsung 表参道/東京、2023年)などがある。2021- 2023 年、「東京アートフェア」へ出品。
会期2:5月16日(木)~5月26日(日)
室谷心太郎「4次元の右腕」
イベント:5月25日(土)時間未定 メル・ギブソンズ・ライブ
1987年、青森県生まれ。2010年、東北芸術工科大学映像学科修了。人の心を見つめつづける映像作家として2013年「こちら宇宙郵便局第三集配エリア営業所」(NHK総合)、「平成アキレス男女」(国際芸術祭あいちトリエンナーレ2013)、2015年「劇場版・復讐のドミノマスク」(MOOSIC LABO2015)などを制作。DDTプロレスにてヤス・ウラノと対戦、5:36反則負け。2023年「メル・ギブソンズ」加入。
会期3:5月28日(火)~6月9日(日)
KOYA個展「青ニ九才展」
イベント:6月1日(土)、2日(日) ライブパフォーマンス
1995年、青森県生まれ。2017年、東北芸術工科大学芸術学部美術科彫刻コース卒業。個展に、「TUAD ART LINKS 2019 柳谷航野展」(銀座K’s Gallery、2019年)、「青二七才展」(gallery CRADLE/青森市、2022年)、グループ展に「あかりのありか18th」(ギャラリーNOVITA/青森市、2021年~以降毎年参加)、「ACAC写真部 -それぞれの日常から-」(青森市役所駅前庁舎1階駅前スクエア、2022年)、「UNUN 大人の文化祭」(HIROSAKI ORANDO/弘前市、2023年)などがある。
会期4:6月11日(火)~6月23日(日)
糸虫個展「虫けら」
イベント:6月15日(土)、16日(日)、22日(土)、23日(日) ライブペインティング
1989年生、青森県生まれ。2013年、奈良芸術短期大学美術科日本画コース卒業。虫をモチーフとし、自然や人間との関係性をテーマにした作品を手がけている。青森戸山高校美術科有志展「そのごの美術科」(協同組合タッケン美術展示館/青森市)に過去4回出品。
会期5:7月6日(土)~7月21日(日)
Nakaya個展「ねむりどうぶつたち展」
イベント:ワークショップ『星を作って展示しよう☆』 会期中連日開催
青森県生まれ。2012年、東北芸術工科大学卒業。様々な素材を用いて、動物をモチーフにしたレリーフや立体作品を多く手がけている。青森戸山高校美術科有志展「そのごの美術科」(協同組合タッケン美術展示館/青森市)に2022年、2023年出品。「一日限りの画廊めばえ-mebae-」(リンクステーションホール/青森市、2022年)にも参加。
会期6:7月23日(火)~8月12日(日)
トヨカワイラスト研究室のイラスト展「スーパーラブ♡地獄」
イベント:2024年7月28日(日) つらいデザインPresents「つららくご」
前向きじゃないものづくりユニット・つらいデザインが「つらい」をテーマにした落語会を開催します。
ご出演いただくのは、自身のつらい経験やほろ苦い思い出をテーマにした「私小説落語」で人気の落語家・笑福亭羽光さん。
今つらい方も、つらくない方も。みんなで「つらい」を味わう落語会です。
開場13:30/開演14:00
大人¥2,000/学生¥1,500
ご予約は
・tsuraidesign.aomori@gmail.com
・つらいデザインのInstagram https://www.instagram.com/tsuraidesign/
・トヨカワイラスト研究室のInstagram https://www.instagram.com/toyokawachie/
のDMから
イラストレーター、デザイナーの豊川茅が2016年に立ち上げたスタジオ。豊川は1990年、青森県生まれ。青森県立青森戸山高校美術科にて美術・グラフィックデザインを学び、2009年の卒業後は洋裁を学ぶ。近年の主な作品に、「青森県魅力発信アート りんごのたび」(CL:JR東日本、AD:トヨカワイラスト研究室、D:トヨカワイラスト研究室、I:トヨカワイラスト研究室/2022年)、「青森市マイナンバーカードPRラッピングバス&ラッピングカー」(CL:青森市、AD:トヨカワイラスト研究室、D:トヨカワイラスト研究室、I:トヨカワイラスト研究室/2023年)などがある。縄文と郷土玩具と温泉の愛好家。
会期7:8月14日(水)~8月25日(日)
窪田梨絵個展「VS Long Covid」
みえないわたしたちが、みえるように
イベント:8月17日(土)13:00~16:00
会場に展示されている骸骨に自由に色を塗り、完成させて再び展示
骸骨と一緒に記念写真を撮影し、後日写真データをプレゼントしま
会場:ワークショップA ※対象:どなたでも ※参加無料(事前申込不要)
1987年、青森県生まれ。2010年、東北芸術工科大学卒業。2017年より青森戸山高校美術科有志展「そのごの美術科」に参加。主なグループ展に「柳之森selection2019展」(2019年)、「Case By Show Case 表皮の内側/内在タブロー」(2020年)、「一日限りの画廊めばえ-mebae-」(リンクステーションホール/青森市、2022年)などがある。2008年、「チャイルドライン新キャラクター公募」優秀賞受賞。
会期8:8月27日(火)~9月8日(日)
算用子綺香個展「いつかの海」
イベント:8月31日(土)、9月1日(日)、9月7日(土)、8日(日)
各10:00~15:00 ワークショップ
会場:ワークショップA ※対象:どなたでも ※参加無料(事前申込不要)
8月31日(土)、9月1日(日)
「描いてパズルを埋めよう」
こちらで用意する様々な形のピースに、絵具などで好きな絵を描い
9月7日(土)、8日(日)
「ねぶたの色で描こう」
ねぶた・ねぷたに使われている彩色を使って、A5くらいの大きさ
どちらのワークショップも服が汚れる可能性があります。エプロン
1994年、青森県生まれ。2013年、青森県立青森戸山高校美術科卒業。青森に育った色彩感覚を反映した心象風景を手がけている。2018年に初個展(miageru./青森)。その他個展に、「うみいろ」(gallery CRADLE/青森市、2021年)、「森の手紙」(gallery CRADLE/青森市、2022年)。2016年より青森戸山高校美術科有志展「そのごの美術科」(協同組合タッケン美術展示館/青森市)に参加。
会期9:9月10日(火)~9月29日(日)
宮野春香個展《たべものあたま2014-2024》
イベント:9月14日(土) 10:00~11:15 ワークショップ「みんなで大きなやきいもをつくろう」
会場:ワークショップA ※対象:小学生以下 ※参加無料(定員18名、事前申込不要)
9月21日(土) 10:30~12:00 ワークショップ「そっくりに描く方法」
会場:ワークショップA ※対象:どなたでも ※参加無料(定員18名、事前申込不要)
1987年、青森県生まれ。2010年、東北芸術工科大学芸術学部美術科洋画コース卒業。「たべもの」の頭部を持つ人物画を多く手がけている。個展に「宮野春香展 たべものあたま」(青森・空間実験室、2009年)、グループ展に、「IWAKI ARTトリエンナーレ2010 やる気」(gallery & cafe blaurot、2010年)、「ART POINT SelectionⅡ」(GALLERY ART POINT、2011年)、「Reflections」(GALLERY ART POINT 、2011年)、アートで音楽のあるまちづくり「A-Paradise」(BLACK BOX、2017年)、青森戸山高校美術科有志展「そのごの7組」(2014~2015年)、青森戸山高校美術科有志展「そのごの美術科」((協同組合タッケン美術展示館、2016~2023年)などがある。
〇コレクション展は前期と後期に分けて展示を行います。前期は、津軽、県南、下北で展開した地域アートプロジェクトの3か年の成果を展示する「美術館堆肥化宣言」を、後期は、コレクションの新たな文脈や価値を引き出すための様々なコラボレーション展示を行います。
関連企画
※AOMORI GOKAN アートフェス 2024 関連企画として開催
音楽フェスティバル:青森の合唱
それぞれ異なるジャンルの音楽を手がける4アーティストによるライブをアートフェス最終日に開催します。共通するのは「青森出身、ゆかり」という点のみ。青森の個性がぶつかりあい、どのような化学反応が生まれるのか。ご期待ください。
※出演アーティスト全員での演奏ではありません。
日時:2024年9月1日(日) 13:30開場/14:00開幕予定
※終了は、16:00頃を予定しております。
会場:青森県立美術館 シアター
出演:人間椅子、佐藤竹善、伊藤ゴロー feat.坂本美雨
※各アーティストの演奏順は異なります。
※ライブの幕間にクロストークも開催!
定員:200名
入場料:無料(ただし、AOMORI GOKAN アートフェス 2024 後期コレクション展+かさなりとまじわり展の当日有効な観覧チケットが必要です)
申込方法:ウェブから申し込み
申込期間:7月19日(金)11:00~7月31日(水)17:00 →締め切りました。
※抽選結果は、8月9日(金)までにメールにてお知らせします。
・お申込みは、お一人様1回のみ、2席までお申し込みいただけます。
・応募多数の場合は抽選とさせていただきます。
・席の指定はできません。抽選により、全席指定となります。
・入場の際、ご本人確認をお願いする場合がございます。当日、運転免許証など顔写真つきの本人確認書類をご持参ください。
・未就学児の入場はできません。
・当日は、青森市内において「第32回青森県民駅伝競走大会」が開催されます。当館周辺でも混雑が予想されますので、時間に余裕をもってご来館ください。
・本イベントの録音・録画、写真撮影は一切禁止とさせていただきます。
・都合によりイベントの内容変更や中止となる場合がございます。あらかじめご了承ください。
人間椅子
日本のスリーピース、ハードロック・バンド。青森県で高校の同級生だった和嶋慎治(G/Vo)と鈴木研一(B/Vo)によって1987年に結成。1989年にオーディション番組『平成名物TVイカすバンド天国』に出演。鈴木の“ネズミ男”ルックとおどろおどろしいハードロックが注目され、1990年にアルバム『人間失格』でメジャー・デビュー。幾度かのメンバーチェンジを経た後、2004年より現ドラマーのナカジマノブで布陣が固まる。 デビュー以来一貫して、文学的な歌詞、往年のハードロックやプログレに啓発された音楽スタイル、そして青森という出自を融合させた独自の表現/世界観を貫き通し、コンスタントにオリジナルアルバムを発表し続けている。2013、2015年には、「OZZFEST JAPAN」に出演。2019年6月にアルバム『新青年』(通算21枚目)を発売。リード曲「無情のスキャット」のMVがYouTubeで世界的に話題となる。12月には、デビュー30周年記念ベスト盤「人間椅子名作選 三十周年記念ベスト盤」を発売し、ツアーファイナルとして、バンド初の中野サンプラザホールでのワンマンをソールドアウト。2020年2月にドイツ2公演、イギリス1公演の、ヨーロッパワンマンツアーが大盛況のうちに終了。同年4月より放送のTVアニメ「無限の住人-IMMORTAL-」第2クール主題歌を、人間椅子が書き下ろしの新曲「無限の住人 武闘編」にて担当。同じ9月には「映画 人間椅子 バンド生活三十年」が公開され、全国書店で 「人間椅子が選ぶ講談社文芸文庫フェア」が開催される。2021年6月23日 「映画 人間椅子 バンド生活三十年」をBlu-ray/DVDとして発売!同年6月公開全国ロードショー映画「いとみち」の挿入歌に、「エデンの少女」(「見知らぬ世界」収録)が起用される。8月4日にはオリジナルアルバム『苦楽』(通算22枚目)を発売!2022年はワンマンツアー、イベント出演と精力的に活動。同年12月にアナログ盤(旧作5タイトル)発売。2023年5月、アナログ盤(旧作3タイトル)発売。同年9月6日に通算23枚目のオリジナルアルバム「色即是空」発売。同年10月〜11月、「色即是空」発売記念ワンマンツアーを大盛況のうちに終了。2024年はデビュー35周年の節目を迎え、4月よりワンマンツアー「バンド生活三十五年〜猟奇第三楽章〜」が開催決定している。
佐藤竹善
青森出身。Sing Like Talking のボーカルとして 1988年にデビュー。1993年「Encounter」、1994年「Togetherness」の両アルバムはオリコン初登場1位。 1992年「Humanity」(オリコン3位)、1995年「Discovery」(オリコン3位)、1997年「Welcome To Another World」(オリコン3位)、1998年「Second Reunion」(オリコン4位)、2001年「Round About」(オリコン9位)、2001年「Metabolism」(オリコン10位)を記録。2018年の最新作「Heart Of Gold」まで、14枚のオリジナル・アルバムを発表、総売上350万枚以上を記録している。同年、デビュー30周年記念ベストアルバム「3rd reunion」(Sing Like Talking) をリリース。1996年にはライブ映像作品「Amusement Pocket at 日本武道館」リリースの他、デビュー25周年から30周年にかけ、精力的にライブ映像をリリース。Sing Like Talking の最新作は 2021年のシングル「Child In Time」。それらの活動と平行しながら、’95年にはソロとしてカバーアルバム「Cornerstones」をリリース。2007年のオリジナル作品「Indigo」は、音楽誌「ADLIB」によるアドリブ・アワード2007の国内グランプリを受賞。‘96年、ピアニスト塩谷哲とのユニット Salt & Sugarをスタート。現在に至るまでアルバムリリース、ライブなど精力的に活動。近年では、2016年、6作目となるカバーアルバム「Cornerstones 6」を新日本フィルハーモニー交響楽団と共演、同年、東京フィルハーモニー交響楽団とコンサートを行なう。2019年にはエリック・ミヤシロ率いるビッグバンドとのライブ、「Rockin’ It Jazz Orchestra ~Live in Tokyo & Osaka~」を行い、その模様を収録した「Cornerstones 7」をリリース。2022年10月、最新作「radio JAOR ~Cornerstones 8~」をリリース、LINE CUBE SHIBUYA にて「Live With The Cornerstones 22’ ~It’s My JAOR~」を行う。その他、小田和正とのユニットPLUS ONEでのリリースや、毎年末のジャズトリオとのクリスマスソングを中心としたツアー、多彩なアーティストとのコンサート、レコーディング参加、楽曲提供やプロデュースなども行い、ジャンルを超えた高い評価を受けている。2023年には、Sing Like Talking がデビュー35周年を迎え、同年建て直しとなる中野サンプラザホールにおいて、04/02 (日) に大病を克服したギタリスト西村智彦の本格復帰のもと「さよならサンプラ、おかえりニシムラ」と題したコンサートを開催、チケットは即完売。秋には大阪と東京で、デビュー35周年ライブを NHK 大阪ホール・東京ドームシティホールにて、計3公演は全て即日完売。冬には毎年恒例の「Your Christmas Night 2023」を開催した。2024年は佐藤竹善ソロデビュー30周年を迎える。
伊藤ゴロー
青森市出身の作曲家 / ボサノヴァ・ギタリスト / 音楽プロデューサー。ソロアーティストとして、ソロプロジェクト Moose Hill として、ボサノヴァユニット naomi & goro として、また映画音楽作曲家として活動する。ボサノヴァ、クラシック、ロックなど、幅広く奥深い背景を持つ音楽性は、坂本龍一や細野晴臣ら日本の重鎮たちのみならず、ブラジル音楽界の巨匠ジャキス・モレレンバウムをはじめとする海外のアーティストからも高く評価される。作曲では、高度な構築力ながらも、心地よい独自の音楽世界を探求。オーケストラアレンジなどは、その独特のハーモニーから「コードの魔術師」とも呼ばれる。2013年、アルバム『ゲッツ/ジルベルト』50周年を記念したトリビュート『ゲッツ/ジルベルト+50』がブラジル・ディスク大賞1位を受賞。2015年、伊藤ゴロー+ジャャキス・モレレンバウム『ランデヴー・イン・トーキョー』がブラジル・ディスク大賞2位を受賞。2017年、伊藤ゴローアンサンブル『アーキテクト・ジョビン』がハイレゾ音源大賞1位、ブラジル・ディスク大賞2位を受賞。2021年1月、東京都「アートにエールを!ステージ型」に採択された映像作品『RIO ⇄ TOKYO GORO ITO BOSSA NOVA EXPERIMENT〜dedicate to João Gilberto & Antônio Carlos Jobim』をYouTubeに公開。近年のプロデュース作品は、原田知世『恋愛小説4〜音楽飛行』(2023)、『fruitful days』(2022)、moon『Tenderly』(2019)他。近年手がけた映画音楽は『桜のような僕の恋人』(2022年)、『思い、思われ、ふり、ふられ』(2020年)、『恋は雨上がりのように』(2019年)、『君は月夜に光り輝く』(2019年)、『響~HIBIKI』(2018年)などがある。また、NHK夜ドラ『作りたい女と食べたい女』(2024)、MX TVアニメ『アルテ』(2020年)の音楽も担当している。
坂本美雨
1980年、青森市生まれ。音楽一家に生まれ、東京とNYで育つ。1997年、「Ryuichi Sakamoto feat. Sister M」名義で歌手デビュー。音楽活動に加え、ラジオテレビ司会、ナレーション、執筆、演劇など表現の幅を広げている。2006年、アルバム「Harmoious」、2007年に「朧の彼方、灯りの気配」、2008年に「Zoy」、2010年に「PHANTOM girl」をリリース。2011年よりTOKYOFM/JFN系全国ネット『坂本美雨のディアフレンズ』のパーソナリティを担当。2012年8月8日、7枚目となるアルバム「I’m yours!」リリース。2013年6月には自身初となるベスト・アルバム「miusic 〜The best of 1997-2012〜」をリリースした。2015年1月、蓮沼フィルを迎えた「Waving Flags」リリースパーティを渋谷WWWにて行い、初めてのライブDVDとして3月8日リリース。ハイレゾ配信も行う。2016年3月11日、聖歌隊「CANTUS」とアンドリュ・ーロイド・ウェーバー作曲のレクイエム「pie jesu」を配信限定リリース。6月22日、坂本美雨 with CANTUSとして、ミニアルバム「Sing with me」リリース。12月7日、坂本美雨 with CANTUSフルアルバム「Sing with me Ⅱ」リリース。愛猫家として知られ、2014年には初の著書となる『ネコの吸い方』を刊行。2015年夏、第一子出産。2016年より始まった、TOKYO FMの新番組「PET FRIENDLY」も担当するなど、動物好きとしても知られる。2018年より始まった村上春樹さんがDJを務める番組「村上RADIO」(TOKYO FM)では、村上氏と共にパーソナリティを務めている。2020年、ユニット「おお雨(おおはた雄一+坂本美雨)」としてファーストアルバム「よろこびあうことは」を発表。2021年、アルバム「birds fly」をリリース。「東京2020パラリンピック」開会式でパラ楽団のボーカルとして「いきる | LIVE」を歌唱した。2022年、活動25周年を迎え、記念シングル「かぞくのうた」、娘との日々を綴ったエッセイ『ただ、一緒に生きている』(光文社)を上梓。2023年12月に韓国(ソウル)でワンマンライブを開催した。最新作はEP『あなたがだれのこどもであろうと』 。2024年4月よりNHK Eテレ「日曜美術館」司会に就任。
クロージングトーク「つらなりのはらっぱのかさなりとまじわり」
9月29日(日)に閉幕を迎える「かさなりとまじわり」展のクロージング・イベントとして、本展参加作家と本展企画者をお招きし、開催までのプロセスを振り返りながら、本展について語っていただきます。
日時:
2024年9月29日(日) 15:00-16:30
会場:
青森県立美術館シアター
※入場無料、事前申込不要
パネラー:
青秀祐(美術家)、大森記詩(美術家)、大森裕美子(美術家)、吉田有紀(美術家)、工藤健志(田川市美術館館長)
モデレーター:
池田亨(青森県立美術館美術統括監)