先日お知らせした写真家・トヨダヒトシさんのスライドショーがいよいよ2週間後にせまってきました。参加の申し込みを受け付け中ですので、まだの方はぜひぜひ。
今回は写真評論家の飯沢耕太郎さんの美しい文章を引用させていただき、トヨダさんの写真の魅力をご紹介いたします。
「トヨダヒトシの作品について語るのはむずかしい。
だが僕の知る限り、世界で一番真剣に写真と向き合い、
その思考を形にしようと試みているのは彼だと思う。
彼のスライドショーを見る者は、ただひたすら、
生まれてはすぐに消えていく映像と向き合わなければならない。
その数十分の間に、おそらくあなたの写真観、世界観には、かすかなひび割れが生じるだろう。
そしてそれはショーが終わり、家路につき、日々の暮らしに戻り、
何日も何カ月も過ぎたあとでも、
なおも少しずつ少しずつ大きく広がっていく。
そして気がつくと、何か取り返しのつかない事態が起こってしまったことに、
否応なしに気づかされるのだ。
トヨダヒトシの作品を見るのは危険だ。
だがそれはうっとりするような抗し難い魅力も備えている。
見ないで済ませてもいい。
だが、見るべきだと思う。」
飯沢耕太郎 (写真評論家)
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