毎月第四土曜日のおはなし会。
今年度最終回を2月25日に開催しました。
雪の中、な・なんと!70人もの親子が参加してくれました!
おかげで会場は熱気むんむん、所狭しとたくさんの小さな子が絵本を見つめます。
最初は「ふしぎなナイフ」(こどものとも絵本)
硬い金属製のナイフが、実際にはありえない形へと姿を変えます。
「割れる」「ほどける」「ちらばる」といった、
様子を表す言葉をわかりやすく伝えてくれます。
二冊目は「いいこってどんなこ?」
(ジーン モデシット、ロビン スポワート、もき かずこ)
うさぎのバニーぼうやが、おかあさんに尋ねます。
「いいこって、どんなこ?」
「ぜったい泣かない子が、いいこなの?」
「おこりんぼは、いいこじゃないよね?」
「ぼくがもっと可愛かったら、おかあさん、嬉しかった?」
子どもが素直に感じる疑問であり、
実は親でさえ明確に答えられない問いかけに、
バニーぼうやのおかあさんは愛情あふれる言葉で答えていきます。
三冊目は「からすのパンやさん」(かこさとし)
カラスのパンやさんがたくさんの素敵なパンをつくるお話。
大型絵本をめくるスタッフもパンやさんの帽子をかぶり、気分を盛り上げます。
今回のテーマは「粘土で遊ぶ」。
ワークショップルームに移動して、小麦粉粘土で遊びます。
まずは障子紙でコック帽を作って、35人の子ども達がパン職人に変身。
小麦粉と塩の入ったボールに水を加え、素手で混ぜます。
粉の感触が、だんだんとべたべたに。
ひとまとまりになるまで混ぜたら、なたね油とバニラエッセンスを少々。
ボールから出して、各自思い思いのパンを成形します。
コック帽の影響もあってか、職人になりきって
生地をこねるのに熱中する子、
ピザ職人になる子(意外と多かったです)、
クロワッサンをつくる子、
ちぎってはくっつけ、ちぎって、ちぎって・・・を繰り返す子、
やたらと手際のいいお母さん(パン作りが趣味だそう)、
同じテーブルに座ったパパ同士が談笑する姿もみられ、
和気あいあいとした雰囲気でした。
作品をつくることよりも、その過程が大切と考えて
様々なテーマで開催してきた、おはなし会。
毎回参加してくれる方や、お友達を連れてきてくださる方もいて、
本当にありがとうございました!
来年も、毎回違うテーマで絵本と創作体験を楽しみたいと思います。
※24年度のおはなし会
4月~25年2月(毎月開催予定)
予約不要、参加無料。
会場に直接お越しください。汚れても良い格好で!