去る7月16日、「印象派絵画教室 ーレストラン山崎のランチを楽しみながら」と題し、外の光のもと、絵を描くワークショップを開催しました!
前日には雨が降ったりと、空模様を心配していましたが、曇り空からときどき青空がのぞくような、暑すぎず、寒すぎずのちょうどいいお天気。印象派とはなんぞや!?と、少し、スライドを見ながらお話をした後、さっそく絵を描きに外へ!何十年かぶりに絵を描くという方も何人か。でもみなさんとてもお上手。実は、私たちの受けてきた美術教育って、印象派の影響を深くうけていて、みなさんが普通に絵を描くと、どうやっても印象派風になってしまうのです…それほど影響力が強かった「印象派」。しかし当時は異端の表現として、へたくそだと言われたり、これのどこが美術なんだ!?と非難されたり。現在では、「現代美術」とよばれるものが、意味がわからない、どこが美術なんだ!?なんて言われたりもして。実は、現代美術のお師匠様だった印象派。印象派がなかったら、今の美術に対する考え方も、相当違っていたでしょうね。
午前の作業が終わって、お待ちかねのランチタイム!
「”19世紀フランスをイメージしたランチ”というお題がとっても難しくて、苦労しました。印象派展ということで、ランチの彩りと、古き良きものというイメージを重視したメニューにしました。」と、シェフから料理の紹介があり、さっそくいただきます!
ジャガイモの冷製スープが身にしみます!絶品!!!いつも美術館の中でパソコンに向かって仕事をしている我々は、外に何時間かいるだけでぐったり。みなさんも、そうとうお疲れになっていたと思います。でもなんだかランチをいただいて、午後もがんばれそうな気持ちに。お忙しいところ、レストラン山崎のシェフ、スタッフのみなさん、本当にありがとうございました!
そして、午後の部。だいぶ外も暑くなってきました。みなさん、仕上げの作業へ。
今回の作業は10:00〜15:00までということで、長いようでも、一枚の絵を仕上げるにはなかなか大変ですね。完成しなかった人も、またぜひ美術館に遊びにきて、仕上げていただければと思います。
そこで!9月のオープンアトリエも「油彩画強化週間」ということで、ワークショップ室を解放して、スタッフが油絵を描きながらみなさんをお待ちしています。ぜひ、ここで続きを完成させてみてはいかがでしょうか。油絵、どんな風に描いたらいいのかわからない方も、スタッフと一緒に描けますし。油絵の具は、ちょっと高価なもので、みなさんにお貸しできるほどの数は準備できなかったため、道具を御持ちいただくことになりますが、水彩道具、アクリル絵具、画用紙などは、十分に数もありますし、自由に使っていただけますので、お気軽にのぞいていってみて頂けたらと思います。
また、現在ミュージアムショップでは、油絵の具の簡単な材料も取り揃えております!ここで購入していただいて、参加いただけますので、「何を買ったらいいかわからない」という人も、まずはぜひ美術館へおこしください☆
9月のオープンアトリエの詳細はこちら
それでは、参加いただいたみなさま、レストラン山崎のみなさま、ありがとうございました!