プレスリリース

「県立美術館定期映画上映会『5月上映会』

2008年5月9日

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「県立美術館定期映画上映会『5月上映会』

● 事業内容
 青森県立美術館では、美術館シアターを活用し、毎月1回程度の定期映画上映会を実施しています。上映する作品は、美術館所蔵の映像資料を中心に、展示と関係がある作品や、日常では観る機会の少ないものなどを取り上げています。
 2008年55月は、美術館所蔵のライブラリーの中から、孤高の映画作家と称された巨匠ロベール・ブレッソン監督の遺作で、トルストイの中編小説「偽の利札」を元にした「ラルジャン」を上映します。

ロベール・ブレッソン監督(1901年~1999年)
 フランス出身。
 脚本家、短編作家を経て1943年に長編を監督。
 田舎司祭の日記(1951年)でヴェネチア映画祭批評家大賞をはじめ数々の賞に輝き、以後冷徹な描写で孤高の映画作家として高く評価される。

● 上映日時:平成20年5月24日(土)
 (1)10:00-11:24
 (2)14:00-15:24 
 (3)18:00-19:24

● 上映作品:『ラルジャン』84min カラー フランス語(日本語字幕)
孤高の映画作家と称された巨匠ロベール・ブレッソンの遺作で、トルストイの短編小説をもとに一枚の偽札によって次々と引き起こされる悲劇と人間の欲を描く。カメラ屋で使われた偽札がガソリン配達人イヴォンの手元へ渡り、何も知らないイヴォンは食堂でその偽札を使ったことで逮捕され、職を失い、やがて犯罪に手を染めていく。
1983年のカンヌ映画祭で監督賞を受賞した。
      

● 上映場所:県立美術館シアター

● 入場料金:無料