プレスリリース

青森県立美術館 美術講座「アート入門」(第3回、第4回)の実施について

2009年7月1日

SHARE

青森県立美術館 美術講座「アート入門」(第3回、第4回)の実施について

1 趣旨

県立美術館では、美術の歴史や作品の見方に関する知識を深め、美術作品の鑑賞をより楽しむための講座として、一般の方を対象に「アート入門」を開催しています。
今年度は、「エキシビション・アイズ―展覧会とあわせて楽しむ講演会―」をテーマに、全10回のシリーズとして実施いたします。県立美術館開催の展覧会の見所などを、外部講師や当館学芸員等がわかりやすく解説します。

2 概要

(1)アート入門 第3回 太宰治と美術(特別展 太宰治展 関連講座)
太宰治が自分自身の半生をモデルにしたと言われる代表作『人間失格』では、主人公大庭葉蔵は画家志望の青年として登場します。自らも美術に大きな関心を持っていた太宰には、阿部合成、小館善四郎など、親しくつきあい、刺激をあたえあっていた青森出身の画家の友人がいました。また、共通の友人が多くいた棟方志功とは、距離をおきながらも互いにその才能をみとめあい、意識しあっていたと思われます。太宰治と、彼をとりまく画家達の作品を紹介しながら、すぐれた芸術家達を育てた戦前の青森の文化ネットワークについて考えます。
日時 2009年 7月19日(日)13:30-15:00
講師 池田亨(青森県立美術館 学芸員)
(2)アート入門 第4回 11ぴきのねこと馬場のぼる(企画展 馬場のぼる展 関連講座)
代表作「11ぴきのねこ」シリーズをはじめ、ユーモアと温かさにあふれた作品を数多く制作した三戸町出身の漫画家、馬場のぼる(1927-2001)。馬場のぼるとともに二人三脚で絵本を世に送り出してきた編集者で、公私にわたり深い親交のあった佐藤英和氏に、「11ぴきのねこ」誕生秘話などを中心に、馬場のぼるの絵本についてお話いただきます。
日時 2009年 8月15日(土)13:30-15:00
講師 佐藤英和(株式会社こぐま社会長)
(1)(2)ともに
場所 県立美術館 シアター
対象 一般 定員220名
参加料 無料
参加方法 事前申込不要、当日直接会場へお越しください。
問合せ先 青森県立美術館教育普及担当 TEL 017-782-1919・FAX 017-783-5244

3 その他

講演会の参加回数に応じて、各種記念品(美術館グッズ)を贈呈する予定です。