8月29日に漫画家・イラストレーターの横山裕一先生を講師にお招きし、馬場のぼる展関連ワークショップ「蛍光ペンで絵本をマンガにする」を開催しました。
ワークショップの内容は、馬場のぼるの絵本『11ぴきのねこ』のストーリーを手がかりに、自分のイメージを大切にしながら、身近な文房具である蛍光ペンを用いてマンガを制作するというもの。
参加者は、横山先生から各ページごとに2色のペンを使うということを指定されますが、それ以外は全くの自由です。
まず“ねこ”のキャラクターをどんなふうにするか考えてから、自由なコマ割りで思い思いのマンガを描きます。次に、描いた場面にあわせて、『11ぴきのねこ』のテキスト(文字)が印字された透明の粘着シートを切りぬき貼り付けていきます。最初は、どうやって描こうか悩んでいる参加者も見受けられましたが、しだいに夢中になり、黙々と描いている参加者の様子が印象的でした。
できあがったページは会場の壁に貼られていき、白い壁は見る見るうちに、カラフルで個性的なマンガでいっぱいに。
同じストーリーなのに、描く人の個性によって、こんなに違うものとは…と感じました。
完成作品は、9月2日から9月30日まで、館内地下1階ワークショップA前の展示スペースにて展示しています。完成した原画をコピーして、マンガ風につづった冊子も展示していますので、ワークショップに参加した皆さまはもちろん、ご関心のある方は、ぜひご覧ください。横山先生の作品も展示されています。