ワークショップ「だれでもかけるマンガの描き方とおはなし」

2009年8月17日

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ワークショップ「だれでもかけるマンガの描き方とおはなし」

8月16日(日)に、馬場のぼると親交のあった漫画家・絵本作家の多田ヒロシさんを講師にお招きしてワークショップを行いました。

多田さんによると、マンガというのはウソを面白く見せることが大切で、例えば、強い風が吹いてビルが傾いていたり、本当ならありえないくらい大げさに表現すると面白くなるのだそうです。
また、丸に目鼻をつけて顔を描いても、目の位置が下にあれば赤ちゃんのように見えて、上にいくほど大人の顔に見えるなど、単純な形でもほんのちょっとの違いで、見る人を楽しませてくれるようです。
さて、ワークショップでは、単純な形を描き足していくと、だんだんと動物の絵になるというものを皆さんに体験してもらいました。

皆さん多田さんに言われたとおりに、描いていきます。
大きな帽子のうえに、小さい帽子を乗せて、それぞれの帽子に斜めの線を描いたらザルになります。
ザルからリボンのはしがちょこんとのぞいて…と言われるままに描いていくと、いつのまにかカメの親子の出来上がりです。

みんな同じように描いていても、いろいろなカメができました。
他にはしゃもじとバナナからゾウができたり、全然違うものを描いているつもりが、多田さんの思惑どおり、楽しい動物たちが表れます。
自分は絵が苦手と感じている人も、これなら楽しく描くことができますね。
最後は、山が二つ並んだようなジグザグの線を描いて、それを宿題として持ち帰ってもらいました。
ジグザグの線から、どんな楽しい絵ができたでしょう。

夏休み中ということもあり、親子の参加が多かったのですが、子どもだけでなく大人の方も楽しんで描いてくれたようです。