「戯曲寺山修司論」稽古日誌20

2006年8月29日

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「戯曲寺山修司論」稽古日誌20

20回目の今日は、三沢・八戸参加の柏木美子さんです。

「はじめまして、
八戸地区から参加の柏木美子でございます。
今回は全くの初対面の方々ばかりとお芝居をつくることになり、そのことで緊張しています。
稽古初日の解散後、寺山修司記念館にいってみました。
「ご職業は?」という問いに自ら「寺山修司です。」と答える姿に唖然。
だいぶ前、寺山修司のイベントで、確か16ミリの実験映画かなにかだったと思いますが、好奇心でみにいってかなり衝撃をうけたのを覚えています。
スクリーンのなかの俳優さんが、ほんとに全裸でスクリーンから飛び出してきて走り去っていきました。!!!!!今のは何?!
なんか、裸の女がうねうねしているイメージが強すぎて、それ以来、寺山作品をみるときは心の準備が必要というか、簡単には近づけない、変な先入観をもってしまいました。
なんでしょう。
幼いころに初めて抱いた様々な感情だったり、恐怖だったり、うまく言い表せないのですが、曖昧にしていたものが寺山作品にふれて浮かび上がってくるんです。
そんな私が「戯曲 寺山修司論」に参加する、ということは、その当時の私が知ったらとても驚くことではありましょう。
私自身にとってはとてもいい機会です。
実際、寺山修司をどう切り出し、アプローチしていくのか稽古に参加しながら楽しんでいますし、自分がどう関わっていけるのか楽しみでもあります。

柏木美子」

募集要項を発表する前から、美術館に今年の県民参加型演劇についてお問い合わせ下さっていた柏木さんです。
募集要項の作成をしながら、今年は、どんな参加者の方々が来てくれるのだろう?と、不安と期待が入り交じっていた時期の嬉しい電話だったのです。
あれから、はや、4ヶ月!本番は来月!!です。