2009年2月28日建築レクチャーを開催しました。

2009年3月13日

SHARE

2009年2月28日建築レクチャーを開催しました。

2月28日建築レクチャー「建築×アート=青木淳」が行われました。
講師は東京国立近代美術館の保坂健二朗研究員。

今回のレクチャーでは、建築学的というよりは美術史的な観点から青木淳さんと当館建築について、
お話していただきました。
はじめに青木さんの建築のつくり方についてのお話がありました。
貴重なスケッチを見せていただいたり、メモや言葉が紹介されたりと、
まるでつくっていく際の建築家の思考のあとをたどるような内容でした。
レクチャーの後半部分では、青森県立美術館の構造の特徴を「掘ってできる建築」「ひとつの箱としてとらえる建築」といった現代建築の系譜に重ねて読み解いてくださり、
同時代的な視点からみた当館の建築、という新しい見方を示していただきました。

参加者のアンケートからは「美術館の建物を見る目が変わった!」
「青木さんの頭の中をのぞけた感じ」などの声がきかれ好評でした。
また、同じ日に開催された美術館見学ツアーでは、普段は入れない場所もご紹介でき、参加者によろこんでいただけたようです。

レクチャーとツアーを通して、この美術館の建築がひとつの大きな作品であることをあらためて知る1日となりました。