2月15日(日)にオープンアトリエ「文字をつくる」を実施しました。
オープンアトリエでは、いつも展示室で作品をじっくり見てもらいますが、今回は青森県立美術館で使われている文字「青森フォント」に注目してもらうため、文字をテーマに遊んでもらいました。
まずは、3人くらいの班に分かれて、長さ15cmくらいの棒状の積み木を並べて、文字を作りながらしりとりをしました。
積み木の長さは全て同じなので、なかなかきれいなかたちにはならないけど、それでも文字は文字です。ちゃんと読めます。
並べて作ることで、線や点の配置のバランスをちょっと意識してもらいました。
しりとりの次は文字の鑑賞です。
いろんな文字と比べてみると、「青森フォント」は真っ直ぐでカクカクしていて、ちょっと不思議なかたち。
そんな「青森フォント」は、案内表示だけでなく館内のいろんなところに使われています。
どんなところにあるか、館内を歩きながら「青森フォント」を探してみました。
「見つけたよ!」、「こっちにもあった」とみんな次々と発見。
掛け時計の数字、トイレの入り口ボタン、傘立てのカギ、コインロッカー、スタッフのネームプレート…などなど、たくさん見つけてくれました。
次は文字を作ってもらいます。
最初の材料は、円いシールです。
画用紙にシールをペタペタ貼って、自分の名前を作ります。
えんぴつで名前を書き、それをなぞるようにシールを並べて貼っていくと、並んだマルが線になり、だんだん文字になっていきます。
シールの次は、カラーストローを使っての文字作り。
長いストローを切ったり曲げたりして、画用紙にテープで貼っていくと、「青森フォント」じゃないけど、真っ直ぐでカクカクした面白い文字が出来上がりました。
文字も絵と同じように、きれいだったり、面白かったり、いろんなかたちがあります。
普段の生活でも、ちょっとした文字の違いに注目してみると楽しいかもしれません。