スタッフ日誌<44>

2009年1月11日

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スタッフ日誌<44>

スタッフ日誌。
毎月11日はアテンダントスタッフから、美術館の近況やおすすめなどをお伝えします。

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スタッフ日誌<44>

寒さも本番。外は銀世界・・・スキーシーズン到来です。

当館は3回目のお正月を迎えました。
今年も、たくさんの作家たちの作品との出逢い、そして感動があることでしょう。

当館では、1月1日元旦より”冬のコレクション”が始まりました。
その中から2つほど、私のおすすめをご紹介します。

展示室Q。
色の美しさと形を自由に取り合わせた、リズム感溢れる世界のアーティスト「アンリ・マティス」の作品が、期間限定で展示されております。
青森でマティスの作品を見られる数少ない機会。自分の部屋に飾りたくなる作品たちばかりです。

また、展示室I,J,K 3つの展示室を用いて、「考現学」で知られる、青森県出身 今和次郎 の特別展示を行っております。
1930年、和次郎がおこなった初めての海外視察旅行、ヨーロッパやアメリカでの軌跡を、現地で描いたスケッチや日本で待つ妻に宛てた絵葉書、そして撮影した建物や公園などの写真を通して紹介しています。
ここの展示室に入ると、和次郎が歩いたその道に自分自身も引き込まれ、素敵な時が流れていきます。

「冬コレ」には、ほかにも見どころ盛りだくさんです。

さらに1月10日(土)からは、昭和30年代の北を撮り続けた青森市出身の写真家、小島一郎の回顧展「小島一郎 北を撮る」を開催しております。
この機会に、あわせてお楽しみくださいませ。

先日、ご年配のお客様が棟方志功展示室で作品を鑑賞しながら、
「今日ここの美術館に来てよかった。本当に素晴らしい。」と目を輝かせておっしゃっていました。
こちらまで嬉しい気分になりました。

これまであまり「アート」に縁遠かった皆様も、今年は家族みんなで、気軽に美術館をのぞいてみてはいかがでしょうか。
きっと今までにない新しい「何か」が、皆様の心の中に芽生えると思います。

お子様連れの方は、絵本や積み木で遊べる無料ゾーン「キッズルーム」もぜひお楽しみください。

スタッフ一同、皆様のご来館を心よりお待ちしております。

アテンダント 鈴木(栄)