小島一郎 -北を撮る- 始まりました

2009年1月10日

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小島一郎 -北を撮る- 始まりました

雪降りしきる真っ白な景色の中、幕を開けました小島展。
今日は9時からのオープニングセレモニー、午後はシンポジウムや
関連映画の上映会等、イベントもりだくさんの初日となりました。

小島一郎は、青森市出身の写真家で、
39歳の若さで夭逝し、その活動期間は10年ほどしか
ありませんでしたが、その死後数十年たった今でも
度々再評価の波が訪れる、強烈な個性を持った写真家です。

農家の庭先や雪原の一本道といった平凡な題材なのに、
思わず吸い込まれるように観てしまう小島の写真には
一体どんな思いが込められているのでしょうか?

今回の展覧会は、その濃密な生涯、活動の全貌を明らかにしようと
企画担当がご遺族に残された数々の資料なども含めて、
丁寧に写真家の足跡をたどり、積み上げた成果となっています。

オリジナルプリントの作品を一点一点観るだけでも
相当見応えのある展示ですが、
その、写真に込められた、小島の想いにも
浸っていただきたいと思いますので、是非 ! 解説パネルの隅々まで
ご覧くださいませ。

期間中毎週土日は午後1時から本企画担当学芸員のギャラリートークも
開催しておりますので、
こちらも是非ご活用いただき、小島の世界を堪能していただければと
思います。

小島一郎 -北を撮る- 詳細ページ