「戯曲寺山修司論」稽古日誌17

2006年8月25日

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「戯曲寺山修司論」稽古日誌17

本日は、青森参加の乗田夏子さんです。

「思い起こせば オーディション当日は
目が悪いものだから皆さんの顔が見えないのをいいことに
まるで緊張することなくワークショップを楽しんだのでした。
まだアレコが入っていないホールに向かって
自分の名前を連呼した時の爽快感が忘れられません。
そんな私が今、本番に向けて練習しているのはダンスです。

人間ではない何かになって動くのはとっても気持ちがいいんですよ。

初めての練習の時に目を閉じて踊っていたら
「乗田さん目開けて!」と先生の声。
目を開いたまま思考だけ別の次元に ということなのでしょうか。
最初のうちは周りが気になって集中できなかったのですが
今では目を開けたまま自分の世界に入れます。
入り込んだ時の快感、クセになりそうです!

とはいうものの、自分がどんな姿で踊っているのか全くわからないので
ものすごーく妙ちきりんかもしれませんね。
自己陶酔型ではありますが本番に向けて頑張ります!

乗田夏子」

実は、私は、「戯曲寺山修司論」の前に乗田さんをお見かけしていました。
アラーキーこと写真家荒木経惟さんの青森県在住者500名のポートレートを撮影するプロジェクト「青森ノ顔 縄文ノ顔」の撮影日、すっごく笑った顔が印象的な人がいるなぁ。と思っていた人が、オーディションにいらしたのです。
10月7日から始まる企画展「縄文と現代」では、荒木さんの「青森ノ顔 縄文ノ顔」の展示会も同時開催しております。
夕方5時まで「縄文と現代」展をお楽しみ頂いた後、「戯曲寺山修司論」をお楽しみいただく。というのもお勧めです。