いよいよ年末も押し迫ってきた今日この頃。
皆さん、大掃除などに励んでいらっしゃるのでは?
美術館も、新年からの新しいコレクション展に向けての準備もあって、現在お休みを頂いています。
美術館は新年1月1日よりスタートしますが、新年ならではの企画、ニュースももりだくさんで開館いたします。
初詣帰りにでも、改まった気持ちで新年の美術鑑賞というのはいかがでしょう?
2009年1月1日 (木) より
青森県立美術館のアイデンティティーを構成する要素として、コレクション作品の展示、企画展覧会はさることながら、デザインは大きな役割を果たしてきました。青木淳による建築デザイン、菊地敦己によるビジュアルアイデンティティー (VI) のデザインはすでに広く知られ、多くの来館者に支持されています。
この度、VI計画の一環として、インフォメーションスタッフ及びアテンダントスタッフのユニフォームを2009年新年にあわせてリニューアルいたします。菊地氏が選んだのは、国内外から高い評価を受けるファッションデザイナー皆川明。皆川氏は青森県立美術館の設立準備段階から事業に協力をいただくなど、当美術館について理解が深い方でもあります。
今回のユニフォームリニューアルは、当館のデザインコンテンツの拡充であり、当館の「やわらかであたたかな」イメージをより一層明確に発信するとともに、当館VIへの評価・支持をより向上させる大きな要素として期待されています。
今回のリニューアルに際し、地下2階総合案内横では、新しいユニフォームの展示をはじめ、デザイナーのプロフィールやこれまでの作品を紹介するパネル展示も行います。
皆川氏は、1995年にブランド「mina perhonen」を立ち上げて以来、「時の経過によって色褪せることのない服づくり」を目指し、新しさと懐かしさを合わせ持った、言わば物語を感じるような独特のデザインを発表し、注目されてきました。素材となる生地はほとんどすべてオリジナルで作られ、その工芸的とも言えるクオリティーの高さと、革新的なデザインは他に類を見ません。
青森県立美術館のユニフォームには、最も代表的なデザインである「tambourine (タンバリン) 」と名付けられたテキスタイルを、美術館のシンボルカラーの空色と土色の2色で新しく作り、採用しています。また、ゆったりとしたスモッグ・ワンピース型のデザインは、やわらかで暖かみをもったイメージを演出します。(上部写真左参照 photo by:秋山由樹 (Yuki Akiyama) )
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2009年1月1日 (木) – 7日 (水)
新年開館より、常設展ご観覧の方先着1000名様にはミュージアムショップの商品や、美術館のオリジナルグッズが当たる福引きのチャンスが。今年1年、皆さんに福がありますように。
など、美術館ならではのグッズを準備してお待ちしています。
2009年1月1日 (木) – 4月5日 (日)
冬、雪に包まれた白い美術館の中で色彩の魅力に迫ります。マティスの華麗な版画集『ジャズ』、木版画の詩人とよばれる清宮質文の透明感に溢れた繊細な作品、そして多彩な活躍で知られる池田満寿夫のカラー・リトグラフなど、個性的な色彩表現を特集します。
2009年1月1日 (木) – 3月31日 (火)
美術館では、「子どもの感性と創造力を育ます」ことを目指すものとして掲げ、たくさんのこどもたちに美術館への愛着を深めてほしいと考えています。そのため、こどもたちが大好きなあおもり犬を、いつでも手もとに置いて楽しめるように、「あおもり犬カード」を作成し、2009年1月1日から3月31日までの期間限定で、小島一郎展やコレクション展を観覧した中学生までのこどもたちに1枚ずつプレゼントすることとしました。
この「あおもり犬カード」は、絵柄が3種類あり、写真裏面の図柄は、グー・チョキ・パーをそれぞれイメージしています。
この3種のカードをすべて集めた、「美術館リピーター」のみなさんには、美術館での特別鑑賞プログラムに参加できたり、美術館のイベントのお知らせが定期的に自宅に届く、「こども特別会員」となることができます (「こども会員証」を進呈)。
また、キッズルームでは、このカードをつかったあそびなどを、定期的に提供・展開し、継続して美術鑑賞に関心を深めていただくこととしています。
上部写真右側参照 (絵柄3種)
※写真裏面の図柄は、グー・チョキ・パーをそれぞれイメージしており、この図柄を用いても遊べるものとなっています。
小島一郎展やコレクション展を観覧した中学生までのこどもたち。
チケット購入時(場所:地下2階総合案内)に、3種の絵柄の中から好きなカードを1枚選んでもらい、進呈します。
なお、授業の一環でコレクション展等を鑑賞した場合については、対象外とさせていただきます。
2009年1月1日 (木) – 3月31日 (火)