展覧会

ワークショップ作品「2000年後の未来遺跡」を展示しています

2008年12月5日

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ワークショップ作品「2000年後の未来遺跡」を展示しています

9月に行った「2000年後の縄文キャンプ」、10月にワークショップやミニワークショップとしても行った「2000年後の未来遺跡を発掘しよう!」でたくさんの方々に制作に参加していただいた「布の化石」。2000年後の人が現代の遺物を土の中から発掘するかのように、未来人になったつもりで白い布の下に隠された現代の品々の形をローラーとインクで布に写し取って作った「布の化石」のうち、15枚を展示室Aにて公開中です。
床いっぱいに「布の化石」が敷き詰められた展示室Aは、私たちの身の回りにある物がたくさん発掘された「2000年後の未来遺跡」です。全体を見渡すと、這い回るロープと所々に置かれたタイヤがうねるようにダイナミックな動きを感じさせつつ、足元に目を移してよく見ると、蚊取り線香、ハンガー、うちわ、カギなど、様々な物を発見できます。真ん中には、人間まで「発掘」されています!
また、壁には、当館になじみのある方には見慣れたものが・・・そうです、当館のシンボルである、「木」と「a」をモチーフにしたマークを並べたパターンに見えませんか?でも、並んでいるのはシンボルマークではなく、渦巻きになった化石。やはりここは2000年後の世界ですから。
こうして展示中の「2000年後の未来遺跡」ですが、全体の大きさは、アレコホールに展示されているシャガールによるバレエ「アレコ」の背景画とほぼ同じ。実は、12月21日から23日の3日間は、今の大きさのまま、アレコホールの壁に吊り下げる予定です。「アレコ」背景画と「2000年後の未来遺跡」のコラボレーション、どうなることやら。どうぞお楽しみに。