「戯曲寺山修司論」稽古日誌16

2006年8月24日

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「戯曲寺山修司論」稽古日誌16

本日は、三沢の「かねちゃん」こと田面木静子さんの登場です。

「ダンスの通し稽古が始まる。
床に小さく丸まって、近くで見れる時計を見つめる。
時が来る。
できるだけゆっくり動くよう、気をつける。
最後の通しでは、まり先生も一緒に動いていた。
・・・な、なんだ。あのバランス感覚は!!
ずっと上体は動いているのに片足立ちで、でも、全然ぐらつかなくて、こ、これが体を全てコントロールしてるってやつかー!!
同じ人間なのにこうも違うものかと、ちょっと落ち込む。
でも、落ち込んではいられない。
運動神経が無いなりに、頑張って体を鍛えよう。
とりあえず・・・毎日腹筋でもするか。
遅いって、オイ。
すみません。頑張ります。

田面木静子」

遅いってことは、絶対にないです。
しかも、実際に動いている参加者の皆さんは、実感がないかもませんが、皆さん、稽古が進むにつれ、どんどん動きが進化(深化)していて、最初の頃とは、全く違ってきています。
稽古を見ていると、「私ひとり、こんなにおもしろいものを独り占め(見られる)なんて、なんというか、嬉しいな~。」と思うのです。(作・演出の長谷川も、もちろん、きっちり、見ています。)