高校生ボランティアが大活躍

2008年11月9日

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高校生ボランティアが大活躍

9月から開催している「アートイン三内丸山遺跡プロジェクト」は、たくさんのサポーター(ボランティア)の方々に支えられています。ノボリの作成や設置、ワークショップの運営やその成果物の展示、柴川敏之さんの作品展示作業のアシスタントなど、サポーターの方々の手助けなしではとても進められるものではありません。
サポーターのみなさんは、美術館サポートスタッフ、三内丸山遺跡応援隊、草刈隊、近隣町会など、日頃から美術館や三内丸山遺跡を様々な形で支えてくださっている方々が多いのですが、今回、新戦力として、高校生ボランティアが大活躍しています。
本日のミニワークショップでは、県立青森西高等学校2年生の3人が頑張ってくれました。また、前回のミニワークショップでは、県立黒石高等学校の1年生も、大人のスタッフにまじって活躍。青森西高校の3人は、9月前半の準備段階から放課後に美術館へ来て手伝ってくれるなど、本当に大活躍です。
こうした高校生ボランティアは、県教育委員会が実施している高校生スキルアッププログラムの受講者です。このプログラムは、学校外での様々な学修、例えば講座や講演会の受講や、ボランティア活動や職業体験などの社会参加活動経験をとおして、様々なスキルの向上を図る、というもの。今回、プロジェクト・サポーターの活動がこの高校生スキルアッププログラムの対象として認められ、受講している高校生に募集をかけたところ、手を挙げてくれたのが彼らだったのです。
活動の合間に聞くいまどきの高校生活は、学校の勉強はもちろん、資格取得、部活動、スキルアップ活動と、昨今の厳しい社会状況を生き抜くために頑張っている様子が垣間見えるようで、自らのウン十年前の高校生活とは隔世の感が…。
美術館でのボランティア活動から少しでも何かを学んでほしい、感じてほしいと、彼らよりちょっぴり長く生きてきた身として願っています。