世界のムナカタ<観る・聞く・知る>

2006年8月23日

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世界のムナカタ<観る・聞く・知る>

8月23日、ミュージカル「棟方志功~炎じゃわめぐ」関連事業として、美術館シアターにおいてシンポジウム「これからの棟方志功」を開催しました。
福光美術館尾山氏、宮城県美術館三上氏、棟方志功記念館武田氏をパネリストとしてお迎えし、美術企画課長の三好がコーディネーターをつとめました。
尾山氏からは、「志功は他の人とインスピレーションが違うのではないか。感性でとらえて吸収して自分なりのイメージで作品をつくっている。」、三上氏からは、「志功は現代美術の動向にも敏感だったのではないか。一心不乱に彫っているキャラクターが一般的かもしれないが、非常にセンスがいい人。キャラクターと切り離して作品を鑑賞することも大切。」、武田氏からは、「作品に描き込まれている文字にセンスを感じる。」など志功についてのそれぞれの多面的な研究成果を発表していただきました。
また、ギャラリーでは31日までミュージカル舞台美術展を開催しております。舞台の写真の展示や、「志功とチヤが翔けた板画への夢」(上映時間25分)を上映しております。
25日には講演会「棟方志功と私」も開催します。いずれも無料ですので是非ご来館ください。