スタッフ日誌<35>

2008年10月11日

SHARE

スタッフ日誌<35>

スタッフ日誌。
毎月11日はアテンダントスタッフから、美術館の近況やおすすめなどをお伝えします。

**********************

スタッフ日誌<35>

雪のように真っ白なあおもり犬と、水彩えのぐの青を水に溶かしたような空。
シャガールブルーみたいに純粋な色たち・・・。
・・・寺山修司展示室で古間木小学校の校歌を唄う澄んだ声も手伝ってか、私はふと懐かしい気持ちになりました。
– 美術館に来てもう半年経つんだなあ・・・。
– 東京でお世話になった方々はお元気だろうか・・・。いつか青森を案内して差し上げたいな・・・。

青森といえば、ねぶた、奥入瀬渓流、弘前城・・・四季折々の見どころもありますが、かの棟方志功も雪国青森出身。当館には棟方志功記念館には及びませんが、多くの作品を所蔵しています。

当館では、棟方以外にも青森のアーティストの素晴らしい作品たちが、年4回、季節にあわせて展示を替えるコレクション展で、何度でも新鮮な感動を私たちに与えてくれます。

今回の「秋のコレクション展」では、×Aプロジェクト「相馬貞三生誕100年記念:相馬貞三と青森県の民芸」と題して、暮らしの中で伝統的に受け継がれた民芸の優品を展示しており、青森県を代表する「こぎん」や「ばおり」、菱刺などはさわってみることもできます。
さらに、来年生誕100年を迎える太宰治をとりまく画家達の特集展示や、海外版画特集展示もあり、見ごたえは十分です。

また、現在館内では、”2000年後からの視点で今をみることによって、自分は何をすべきか考えてみよう”というプロジェクト「2000年度の未来遺跡 三内まるごとミュージアム」が進行中です。
館内では遺跡になってもなお挑み続けるバルタン星人に会うことができます。

企画展「ボックスアート展」ではガンダムや懐かしいヒーローの展示でワクワクします。入口前「無料ゾーン」にある、プラモデルなどの販売ブースでは、プレミアものが見つかるかも?!

– きっとあのお世話になった方々も、こんなに楽しい美術館をご案内したらとっても喜んでくれるだろうな・・・。

さあ皆さん、一緒に美術館で「ワクワク」してみませんか?
ご来館、心よりお待ちしております。

アテンダント 辻村