2000年後の縄文キャンプと夜の美術館探検ツアー(9月28日/2日目)   

2008年10月3日

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2000年後の縄文キャンプと夜の美術館探検ツアー(9月28日/2日目)   

キャンプ2日目の朝。
みんな、前日に作った「2000年後の縄文服」を着て集合!
朝食後、鹿の角を材料にした釣り針作りに挑戦しました。縄文時代の釣りは、魚が餌と一緒に針を飲み込むことで釣れる仕組み。今回の獲物はニジマスなので、繊細な針に仕上げなければなりませんでしたが、三内丸山遺跡保存活用推進室職員の指導の下、全員時間内に完成させることができました。
さおと釣り糸も準備し、特設の釣堀に移動して、本当に魚が釣れるか実験開始。釣れた人も釣れなかった人も、最後には、残ったニジマスを網ですくって全員に持ち帰ってもらいました。生の魚に触れるのは初めてだった人もいたはず。でも、みんな、自分が網ですくった魚はちゃんとつかんでビニール袋に移していましたよ。
最後に、柴川さんからまとめのお話。
2000年後から見ると、縄文時代も現代も同じ過去。みんなが今回、生活の一部を体験した縄文時代のそのまた昔から歴史は続いていて、現代に至り、そして未来へとつながっていく。そして、みんなが生きている一瞬一瞬は時間の最先端であり、これからどんな未来に向かって進んでいくかは、みんなの舵取り、生き方にかかっている。未来に何を残したいか、どんな世界にしたいか、一人ひとりに考えてもらいたい。
柴川さんのメッセージがみんなの心に届いたことを信じています。

今回、スタッフとして多大なるご協力をいただいた三内丸山遺跡応援隊や美術館サポートスタッフなどのプロジェクト・サポーターのみなさん、たいへんお疲れ様でした。ありがとうございました。