スタッフ日誌。
毎月1日はインフォメーションスタッフから、美術館の近況やおすすめなどをお伝えします。
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スタッフ日誌<34>
美術館に通う途中の木々の梢も日増しに色づき、秋も深まって参りました。
当館では、9月20日から、企画展として「ボックスアート展」が開催されています。
プラモデルパッケージと戦後の日本文化と題してタイムスリップし、お客様を昭和の時代へとご招待いたします。
常設展も9月23日から「秋のコレクション展」を開催しております。
太宰治と交友のあった本県の画家、阿部合成や小館善四郎の作品をはじめ、民芸の優品など数多くの作品を展示して、芸術の秋にふさわしく見ごたえのある内容となっております。
また、常設展と同会期で開催している「アートイン三内丸山遺跡プロジェクト」では、アーティスト柴川敏之氏による2000年後を想定した発掘現場が、地下2階の総合案内前に出現いたしました。
美術館と三内丸山遺跡をつなぐ園路には、かわいい「のぼり」が皆様をお出迎えしております。
秋はわくわくどきどきの楽しいイベントが目白押しです。
さて、当館で私が常日頃、特に気に入っているスポットを2つご紹介したいと思います。
1つめは、クラシックがゆるやかに流れる図書室。
静かで、気持ちが落ち着く雰囲気を醸し出しております。
美術に関する専門書のほか、当館所蔵作品の作家に関するものをはじめとして、日本・世界の美術史資料や映像作品などのDVDも閲覧することができます。
もう1つは、閉館直前の美術館の外観。
外壁のシンボルマークのネオン、そしてエントランスから駐車場までの通路沿いに続く街灯がライトアップされた時、童話のようなファンタスティックな世界へと私たちをいざなってくれます。
これから本格的な紅葉の季節を迎えますが、秋晴れの朝、あるいは夕方一番星が見える頃、美術館の周辺を散策してみるのもお勧めです。
スタッフの一員として、魅力ある美術館づくりに努めて参りたいと思っております。
皆様のご来館を心よりお待ちしております。
インフォメーション 佐藤