展覧会

鼎談「ボックスアート展とは何か」

2008年9月20日

SHARE

鼎談「ボックスアート展とは何か」

オープニング直後の10:00から展覧会の関連イベントの第一弾、「ボックスアート展とは何か」を展示室Aの無料ゾーンで開催しました。
司会進行は展覧会のコーディネーターであるモマ・コンテンポラリーの中村光信さん、パネラーは主に戦前セクションを担当した静岡県立美術館学芸員の村上敬さんと、そして僕。
この展覧会は単なる「サブカルチャーもの」ではなく、昭和初期から現在に至るまでの視覚イメージの流れを、戦前と戦後で断絶させることなく一つの線で結ぶことはできないか、という仮説のもとに構築された企画であり、そこから一般に「美術」と称されるものと「大衆文化」と称されるものの関係性を問い直すことに大きな目的があることなどを、出品作品や資料を通して具体的にお話ししました。
実は一切打合せなしのぶっつけ本番で臨んだ鼎談でしたが、さすがに数年間膝をつき合わせ議論を重ねてきただけあって、3名それぞれがこの企画を通して考えたことをきちんと伝えられたように思っております。