展覧会

秋のコレクション展 第6回×Aプロジェクト「相馬貞三と青森の民芸」のお知らせ

2008年8月28日

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秋のコレクション展 第6回×Aプロジェクト「相馬貞三と青森の民芸」のお知らせ

相馬貞三 (1908-1989) は青森県の民芸運動の中心人物として、その保存、伝統の継承につとめました。棟方志功の親しい友人であったほか、民芸運動の創始者である柳宗悦の信頼も篤く、浜田庄司、河井寛次郎、高橋一智といった民芸運動と共鳴した陶芸作家たちとも親しく交わりました。
相馬貞三の生誕100年である今年、県立美術館ではこの秋のコレクション展の第6回「×Aプロジェクト」(「青森」に様々な要素をかけあわせるコレクション展中の小企画) として、「相馬貞三と青森の民芸」を開催します。
今回の企画では、相馬が創設し、長く会長をつとめた青森県民芸協会 (青森県民芸協会は同会恒例の第20回「くらしの美行事」として参加) の協力のもと、青森県の民芸の優品を美術館所蔵の河井寛次郎、濱田庄司など民芸関連作家の作品とともに展示します。こぎん、ひしざし、伊達げらなどくらしの中で培われた美の世界、また、あけびやぶどうつるの細工による、素朴で優美な買物籠など、民芸の古作・新作が陳列されます。
また、会期中、青森県民芸協会のメンバーによるシンポジウム、ギャラリートーク、制作実演、ワークショップ等の関連イベントを開催します。
関連イベントの内容・募集等詳細につきましては、9月上旬頃に本ホームページに掲載する予定です。

期間:2008年9月23日 (火) – 12月24日 (水)
会場:県立美術館常設展示スペース (展示室O、M、J)
※なお本展示の観覧には常設展の観覧料が必要となります。