現在、窯炊き中!! 創作工房「陶芸~ガラスを使って」

2008年8月3日

SHARE

現在、窯炊き中!! 創作工房「陶芸~ガラスを使って」

7月27日(日)、8月3日(日)と、2日間にわたる、創作工房「陶芸〜ガラスを使って」が、無事終了しました。参加してくださった皆さん、講師の皆さん、おつかれさまでした。そしてありがとうございました!今回工房や窯をお借りした、縄文時遊館のスタッフの方々、三内丸山遺跡のスタッフの方々にも、大変お世話になりました。ありがとうございました!!

今回の創作工房は、1日目、成形作業、2日目、施釉、窯詰めと、体験していただきました。2日にわたる作業で、土や、ガラスの性質に触れ、また、陶芸の行程の長さを感じていただけたのではないかと思います。でも実は陶芸には、参加者のみなさんの作業の他にも、まだまだ大きな仕事があるのです。1日目と、2日目の間に、作品の十分な乾燥後素焼きをして、2日目の窯詰めの後は、ゆっくりと一晩かけて1230度まで窯の温度を上昇させる、本焼きをします。実は今まさに、本焼きの最中なのです!
本当は、その全部の作業を体験していただけるようなプログラムにできたらなあ。といつも思うのです。でもそれはさすがに難しいので、なるべく多くの工程を体験していただきたく、2日間のプログラムにしました。やっぱり、すべての作業をじっくり時間をかけて作ったものは、不思議とそのものに、その時間が刻まれていって、奥行のあるものに仕上がるのです。それは、単に制作した側の思い込みなのかもしれません。けれど、そう思える作品を作れる充実感は、何ものにもかえられない貴重なものだと思います。そして、そういうことを体験してもらえたら、きっと美術館に展示してある作品の見方も、ちょっとかわってきたりするのではないかなあと思うのです。さらに長期間の作業で素敵なところは、講師と参加者、また、参加者同士の距離が縮まっていくところ!今回もそんな場面が見られて、なんだかうれしくなっていました。いつか、1週間泊まりがけのワークショップなんかできたらいいなあと、個人的に夢を膨らませたりしています…
そんな思いから、窯出しにも立ち合える方には是非参加していただこうと考えています。窯のふたを開ける瞬間って、ほんとうにどきどきそわそわするもので、まだあたたかい作品をそっと出す時のあの感動を、ぜひみなさんに味わっていただきたく!釉薬や、ガラスの部分が冷却されてひび割れる音を、ぜひみなさんに聞いていただきたく!!
とにかく、今は無事焼けることを祈りましょう。今は200度くらいかなあ…