スタッフ日誌<23>

2008年6月11日

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スタッフ日誌<23>

スタッフ日誌。
毎月11日はアテンダントスタッフから、美術館の近況やおすすめなどをお伝えします。

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スタッフ日誌<23>

美術館・・・。
このアテンダントの仕事をすることがなければ、おそらく足を踏み入れる事はなかったような気がします。

美術に詳しいわけでもなければ、それほど好きなわけでもなく、
美術館の建設されている場所すら知らなかった、そんな私がアテンダントの仕事をはじめてから、1年半ほどが経ちました。

常設展は年に4回展示替えがあって、その度に私たちは作品に関する研修を行っています。
最初は参加するのが憂鬱で仕方がなかったのですが、いざお話を聞いてみると、パンフレットには掲載されていない作家の生い立ちや、学芸員のみなさんの、作品に対する思いを知ることができ、それまでとても遠かった存在が少し身近に感じられるようになりました。

今では、作品をじっくり見るようになり、そうすると不思議なことに、見る度に新しいことを発見するようになりました。

作品たちに癒されることもあります。

ですので今は、1人でも多くの人に美術館に来てもらいたい。

「これ、いいなあ」と思えるような、またいつまでも心に残り続けるような、そんなお気に入りの作品に出会えることを、心から願っています。

アテンダント 小笠原