アート入門「中世の美術」

2008年6月8日

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アート入門「中世の美術」

県立美術館では、美術の歴史や作品の見方に関する知識を深め、美術作品の鑑賞をより楽しんでいただけるよう、「アート入門」を開催しています。
今年度は、「西洋美術史入門」をテーマに、5月から毎月1回、全8回のシリーズとして、ギリシャ・ローマ時代から現代にいたるまでの西洋美術をとりあげます。

第2回目は、当館の高橋学芸員が「中世の美術」についてお話しました。
中世ヨーロッパの美術を語るうえで、切り離せないのがキリスト教の存在です。今回は、「最後の晩餐」の絵画表現がどう変化したかを追うことで中世美術の流れを見ていただきました。宗教的な意味に徐々に合理的な描写が加わり、やがて人間的な内面の表現へとつながる様子はとても興味深いものでした。

次回は7月13日(日)午後1時30分から、「ルネサンスの美術」をお話します。どうぞお楽しみに。