県立美術館では、美術の歴史や作品の見方に関する知識を深め、美術作品の鑑賞をより楽しんでいただけるよう、「アート入門」を開催しています。
今年度は、「西洋美術史入門」をテーマに、5月から毎月1回、全8回のシリーズとして、ギリシャ・ローマ時代から現代にいたるまでの西洋美術をとりあげます。
また、開催日時をこれまでの水曜日午後から変更し、日曜日あるいは祝日の午後に行うこととしています。
第1回目の「ギリシャ、ローマの美術-西洋美術の源泉」では、当館の池田学芸員が講師を務め、各時代の社会背景、文化的背景、美術における特徴について、作品の豊富なスライド写真を交えながら時代を追って解説しました。また、ルネサンス以降の美術への影響についても、「ラオコーン」を例にわかりやすくお話しました。
参加者からは、様式の変化がわかって有意義だった、たくさんの作品を見ることができてよかった、などとたいへん好評でした。
次回は、6月8日(日)午後1時30分から、「中世ヨーロッパの美術」として、中世イタリアの宗教画を中心にお話します。
申込は不要ですので、お気軽にご参加ください。多くの方々の参加をお待ちしています。