展覧会

寺山修司展関連イベント「リアカーシアター」を開催しました(4回目)。

2008年5月12日

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寺山修司展関連イベント「リアカーシアター」を開催しました(4回目)。

4月27日、5月4日、6日に引き続き、5月11日「リアカーシアター」を開催しました。
「声」「ダンス」「文字」「音楽」「照明」、そして、ステージとなるのが毛皮のマリーの舞台展示室、または、「土方巽と日本のアヴァンギャルド」展。すべてを絡み合わせて、寺山修司を現在に再現しようと試みています。

最終日の昨日は、八戸東高等学校表現科の生徒30人が「リアカーシアター」に参加し、短歌を読みあげました。

11時に美術館に到着した八戸東高等学校表現科の生徒は、長谷川孝治青森県立美術館舞台芸術総監督のもと、ワークショップを行いました。
床に仰向けになり、お腹から声を出すコツを体で覚えたり、30秒間声を出し続けることに挑戦したりして、大きな声で、聞きやすく短歌を読む練習をしました。
長谷川孝治青森県立美術館総監督の指示に対し、「はい」と大きな声で返事をし、一生懸命練習する生徒たち。八戸東高等学校表現科のみんなとつくりあげていく最終日の「リアカーシアター」がどんどん良くなっていくことを感じました。

14時になり、いよいよ本番です。
とても緊張しているように見える生徒もいれば、ワクワクと楽しい気持ちで自分の出番を待つ生徒もいます。
ステージに出ていき、精一杯短歌を読みあげる生徒たち。
一生懸命な生徒の姿に、みる人は胸が熱くなったことと思います。
向かって右の写真は、公演の最後にダンサーの岩渕さんを囲み、生徒全員が声をそろえて短歌を読みあげている様子です。
全員の声が重なりひとつの作品を読む姿はやはり迫力があり、感動しました。

最終日の「リアカーシアター」、努力することの大切さや、みんなでひとつの作品をつくりあげる素敵さを再認識しました!

「リアカーシアター」にご来場なさった方々、どうもありがとうございました。