「戯曲寺山修司論」稽古日誌06

2006年8月12日

SHARE

「戯曲寺山修司論」稽古日誌06

稽古日誌6回目の今日は、青森参加の藤田さんです。

「皆さんチラシはご覧になりましたか?
古い蓄音機からなめらかに寺山修司の短歌が流れ出てくるような、透明な息づかいとデリケートな危うさが感じられて・・・素敵ですね。
あっ はじめまして。藤田聡子です。初めてチラシに名前が載り、興奮してます。芝居に参加するのは、まるっきり初めてなので、毎回の稽古が驚きとわくわく感と戸惑いとが入り混じり、アドレナリンが放出しっぱなしです。
青森の稽古場は、先月オープンしたばかりの県立美術館の中。真新しい白い建物の中の一変して漆黒の世界。ここは何処?私は誰?
とは言うものの台本を渡されるとわなわな~。歩くだけと言われてもぎくしゃく~。頭の中と手と足と口と気持ちがてんでばらばら。
この分散してしまった私の身体は、果たして舞台で一体となるのでしょうか?はぁ~。
後悔していると、高校生の吹越君に「チャレンジはいつでも忘れちゃいけないっすよ」となぐさめられ、「そうよねっ!やるだけやったろうやない」とまったく根拠の無い自信を持ちました。
次第に明らかになりつつある「戯曲寺山修司論」次回の稽古は一体何が出てくるのでしょうか?楽しみです!!

藤田聡子」

「戯曲寺山修司論」稽古日誌は、私が皆さんから預かった日誌を代筆(?)して書き込んでいるのですが、藤田さんの原稿はハートや、星が入った楽しい原稿でした。お見せできないのが残念・・・。

明日は、藤田さんの原稿にも出てくる高校生吹越くんの登場です。