スタッフ日誌<18>

2008年4月21日

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スタッフ日誌<18>

スタッフ日誌。
毎月21日はアテンダントスタッフから、美術館の近況やおすすめなどをお伝えします。

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スタッフ日誌<18>

日々、暖かくなり、桜の花も咲き始めました。

そんな季節に合わせるかのように、美術館では、4月15日から「春のコレクション展~時代を作った芸術家たち~」がスタートしました。

今年から常設展の名称を「コレクション展」という名前に変えました。
これは、当館の常設展は1年をとおしてずっと同じ作品を展示しているのではなく、年4回、美術館の所蔵作品、いわゆるコレクションの中から、季節によってがらりと展示替えをするということをみなさんにお伝えしたかったからです。

今回のコレクション展「春コレ」は、芸術分野で新しい時代を築いた、青森ゆかりの作家を紹介しています。

中でも、K展示室・工藤哲巳は、薄暗い照明の部屋の中に、ブラックライトで照らされた作品が幻想的に浮かび上がってみえます。
近づいてよく見ると、まるで挑発しているかのように「ショッキングな」作品。お客様の中には嫌悪感を持たれる方もいらっしゃいます。

しかし作家自身はただただ、荒廃する人間関係に対する批判的メッセージを投げかけているだけなのだ・・・と私は思っているところです。

さて、好評開催中の「寺山修司劇場美術館」。今後、話題の関連事業が目白押しです。
「春コレ」と「寺山展」。
ぜひゴールデンウィークの予定に美術館を入れてみてはいかがでしょうか。

皆様のお越しを、スタッフ一同、心よりお待ちしています。

アテンダント 風晴