教育普及

2008年3月16日 こどもギャラリーツアー 怪獣デザインを考えよう!

2008年3月16日

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2008年3月16日 こどもギャラリーツアー 怪獣デザインを考えよう!

4月から毎月1回、常設展示作品をテーマに、こども達と「見る」と「つくる」を楽しんできた
「こどもギャラリーツアー」。最終日の今回、テーマは人気の「怪獣デザインを考えよう!」です。
参加者は25名のこども達とお父さん、お母さん。

はじめに青森市出身のアーティスト成田亨さんが描いたウルトラマンやウルトラシリーズに登場する怪獣のデザイン画をじっくり見てもらいました。男の子達はみんな興味津々。
展示室に入るやいなや作品をじっと見て怪獣の名前を言い合ったり、
何がヒントになっているか考えたり。
美術館スタッフが声をかけるまでもなく、みんなじっくり見ていました。

さて、一通り見終わったところで、集合してもらいワークシートを配りました。ワークシートには植物や動物などのサンプル写真が載っています。
写真がどの怪獣のデザイン画のヒントになっているかを探して、怪獣の名前を書いてもらう、という内容のこのワークシート。重要なのがキャプションの解読です。これからも美術館で役立つこと間違いなし!のキャプションの見方(タイトル、位置など)を説明してから、ワークシートに取り組んでもらいました。
すぐに「これだ!」と分かるものもあれば「うーん」と悩んでしまうものも。みんな展示室内を何度も行き来しながら解いていました。
時間になったのでワークシートの答えを発表。
正解する度に「ヨッシャー!」と歓声が上がります。
答え合わせが終わったら、成田さんの怪獣の三原則を覚えてもらいました。

①何かと何かを組み合わせて新しいカタチをつくる
②ただ大きくしただけのものをつくらない
③傷つけたり、血を流したり、お化けにはしない

三原則をしっかり頭に入れたら、いざワークショップへ。
オリジナルの怪獣づくりに取り組んでもらいました。
今回は平面。下書きをしてから、画用紙に色鉛筆とサインペンで描いていきます。
怪獣には名前をつけて、さらに体重、身長、得意技も考えてもらいました。
「ドラゴン」から着想を得て怪獣を描いた男の子。
「どうしてドラゴンなの?」とスタッフが聞いたところ、
「辰年だから」というシブい答えが返ってきたそう。
みんな好きな乗り物や動物、干支?など様々なものからヒントを得てオリジナル怪獣をつくりました。

今回はテレビの収録も入っていたので、最後にみんなで記念写真をパチリ。
今日の様子はATVの「ヒューマンエナジー」という番組で放送されます。
ATV ヒューマンエナジー
3月22日(土) PM 5:15~5:30

こどもギャラリーツアーは今回で終了しますが、
4月からはオープンアトリエとして「怪獣デザイン」「大きな絵」「あおもり犬」をテーマに「見る」と「つくる」を楽しむプログラムを用意しています。ぜひまた参加してくださいね!
1年間、どうもありがとうございました!