教育普及

2008年2月17日 こどもギャラリーツアー 大きな絵をかこう

2008年2月24日

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2008年2月17日 こどもギャラリーツアー 大きな絵をかこう

こどもギャラリーツアーの2月は「大きな絵をかこう」。
美術館にある大きな絵といえばシャガールの「アレコ」。
今回は「アレコ」を見た後、大きな絵を描いて、再度「アレコ」を鑑賞するというプログラムです。
はじめに自由に「アレコ」を見てもらいます。「アレコ」は近づいてみるとその大きさがよく分かります。
初めて見る子は教室二つ分!という大きさに驚いたようで、「すごい」「大きい」「大きい」という声があちらこちらから聞こえてきました。その後、今回展示されているこれもまた大きな今井俊満の「武蔵野図」を見てから、いよいよワークショップで作業開始です。

グループを作って、初めて会う子ども達同士、協働作業が始まります。
スパッタリング、巨大筆、霧吹き、刷毛、ローラーなど普段はあまり使わない道具を駆使してみんな一生懸命に描きます。スパッタリングは慣れないうちは使うのが難しそうでしたが、次第に上手に使いこなせるようになっていました。今回はこういった道具に挑戦してもらうことも目的の一つでした。
40分ほど作業を続けた後、最後にグループ毎に題名を考えてもらいました。

その後、再び「アレコ」を鑑賞します。
みんな初めよりも細部に気を配りながらじっくり鑑賞していました。
シャガールと同じように床に広げてその上を移動しながら描いたこと、大きな筆をシャガールも使用したことなど、制作の共通点も伝えました。
その後に「アレコ」のストーリーを話をしたら、すごく真剣に聞いてくたのが印象に残っています。
大きな絵を描くプログラムはバージョンアップしてまた実施する予定なので、ぜひ参加してくださいね!