(1)内容
かつて女子美術大学で佐野ぬいから油画の指導を受けた蔵屋美香氏。展覧会公式図録にご寄稿いただいた「青い鳥をさがしに:佐野ぬいの絵画」の内容も踏まえ、一つひとつの佐野ぬい作品を丁寧に読み解きます。
(2)日時:令和7年9月23日(火・祝)14:00~15:30
(3)会場:青森県立美術館シアター
(4)講師:蔵屋美香(横浜美術館館長)
(5)その他
・聴講は無料、申込不要です。
・当日は、託児サービス「ファミリーサポートデー」の設定日です。託児サービスの詳細はこちらをご参照ください。
まったく不真面目な学生だったわたしにも、佐野先生は終始やさしい方でした。結局制作の道はあきらめたわたしですが、学芸員という立場で美術を研究するすべを、少しは身につけました。
当時は幼くて理解できなかった先生の作品の数々に、いま、何とかして近づきたいと思っています。
蔵屋 美香 (くらや・みか)
■ 略歴
千葉県生まれ。女子美術大学卒業。千葉大学大学院修了。
1993 年より東京国立近代美術館 勤務。
2013 年 第 55 回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館キュレーター (特別表彰)。
2020年より横浜美術館館長。
■ 主な展覧会
「ヴィデオを待ちながら:映像、60年代から今日へ」
( 2009 年 東京国立近代美術館 三輪健仁との 共同キュレーション)
「ぬぐ絵画:日本のヌード1880-1945 」
( 2011-12 年 東京国立近代美術館/ 第 24 回倫雅美術奨励賞)
「abstract speaking sharing uncertainty and collective acts:邦題 抽象的に話すこと 不確かなものの共有とコレクティヴ・アクト」
(2013 年 第 55 回ヴェネチア・ビエンナーレ 日本館 アーティスト:田中功起 特別表彰)
「高松次郎ミステリーズ」
(2014年 東京国立近代美術館/ 保坂健二朗、桝田倫広との共同キュレーション)
「没後40 年 熊谷守一 生きるよろこび」( 2017 年 東京国立近代美術館)
「窓展:窓をめぐるアートと建築の旅」
(2019-20 年 東京国立近代美術館/ 五十嵐太郎と の 共同キュレーション)
「おかえり、ヨコハマ」(2025年 横浜美術館)
■ 主な著書
『もっと知りたい 岸⽥劉⽣』(2019年 東京美術)